ニュージャージー州パイン・バレンズは農作物の生産に不向きであるため、好んで居住する人物が少なかったと思われていた。
そのため18世紀から20世紀にかけては貧困層が集中するばかりでなく、ギャングや逃亡犯、密造酒製造者の巣窟であると・・・事実であるかは別として語られ続けていた。
都市伝説のデパート「パイン・バレンズ」
パイン・バレンズは、主なものだけで6つの伝説が存在する。
- キャプテン・キッドの亡霊とバーネガット湾に隠された埋蔵金
- 海賊に殺されて彷徨う幽霊犬ブラック・ドッグ
- 金色の髪をした悲恋の少女霊
- 非業の死を遂げた黒人医師の霊
- 幸運を招く白い鹿 ホワイトスタッグ
- ジャージー・デビル
6つの都市伝説の中で、アメリカ国内はもとより世界的にも著名なキャラクターであるジャージー・デビルさん。
彼はこの伝説のいくつかと深い関わりをもっているのだ。
ジャージー・デビルと伝説の意外なストーリーを話していこう。
ジャージー・デビル友情物語?
ジャージー・デビルさんは伝説の中の幽霊と友情を育んで行くようである。
キャプテン・キッドの亡霊
キャプテン・キッドはあの有名な海賊であり、バーネガット湾のどこかに財宝が隠されているという。
その為なのかは解らないが地域住民の間では、首のないキャプテン・キッドの幽霊が浜辺を歩いているのを、地域住民がしばしば目撃することがあるらしい。
ただしそれだけではなく、ジャージ・デビルと一緒だというのだ。
これは推測だが、首がなく不自由なキャプテン・キッドの幽霊に付き添って散歩しているのであろう。
なんとも心温まる話だと思う。
金色の髪をした少女
海辺に現れる少女の幽霊、海で命を落とした恋人の死を嘆いて海辺に姿をあらわす。
ちなみに恋人の彼がどのように亡くなったか、彼女がなぜ幽霊になったかの詳細は説明はない。想像だが何かの海難事故で彼氏を失い、後追い自殺をして幽霊になったのだろう。
少女が嘆きながらも成長し、やがて老人になって寿命で亡くなったのだったら興ざめだ。
話は戻るが、世界中の何処にでもあるような階段、しかし、何故かジャージー・デビルが関わってくる。
ジャージー・デビルは少女の霊のもとを訪れ、そばに寄り添い、共に恋人の死を弔う。
お前は悪魔の化身じゃないかと茶々を入れたくなるが、少女の傷心に共感しいたわるなんて、イイ奴じゃないかジャージー・デビル。
ジャージー・デビルは子持ち?
ジャージー・デビルは既婚者で人間の子がいるという話がある。
ジャージー・デビルの息子さんは、ある金持ちの娘と恋に落ちるのだが、少女の家族は当然ながら関係を認めなかった。二人は駆け落ちしたのだか、なぜか娘が自ら命を絶ち、幽霊となってジャージ。デビルの息子の子孫にまで付きまとっている。
英文の訳なのでたぶん解釈が違う部分があるだろが、困惑のストーリーだ。
ジャージー・デビルは人間の子孫を残して、その家系はアメリカ社会に溶け込んでいる?
その子孫に幽霊が憑きまとうのか?随分とややこしい関係だ!
波乱万丈なジャージー・デビル
呪われた子供として悪魔の姿を身に受けて生まれた、ジャージー・デビル。
生き馬の目を抜くが如きアメリカの社会に溶け込んで生活、結婚して子供まで授かった?
その子供は人間なのか悪魔なのか?
そもそも、悪魔の姿のままで生活しているのであろうか?
その悪魔の子孫も、少女の幽霊に「あたしは昔、アンタに惚れたよ!」などと言われて追い回される人生を送る、考えようによってはユーモラスな光景。
次回、ジャージー・デビルの総集編に続く
※画像はイメージです。
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