最近人が熊に襲われるニュース報道をよく目にします。中には反撃して逃れる方もいますが、深手を負い、命を落とされる方もすくなくありません。なんとも痛ましい話です。
この話は少し前の、いまほど熊の被害が多くなかったころに聞いた、山の中で熊とはちあわせした時の、とっさの対処法についてです。
熊は音に驚くといいます。熊除けの鈴や、大きなラジオの音で、逃げ出すこともあるらしいです。もっともそれは、ある程度離れたところにいる熊のことで、藪からふいにあらわれた場合、人間の姿にパニックをおこして逆に、襲いかかってくることもあるといいます。
そのときはどうすればいいでしょうか。
熊は自分にないことを見聞きすると、気持ちわるがって何もせずに離れていくといいます。熊になくて、人間にあるものといえば、やはり言葉でしょう。出会い頭に熊とむかいあったら、あわてることなく、なんでもいいから、話しかけるのがいいそうです。
以前テレビで、やはり熊の多い漁師町で暮らす人が、近づいてくる熊にむかって、「こらっ!」と一喝すると熊は、すごすごとひきさがっていく場面を見たことがあります。
だから、山の中で目の前に突然熊があらわれたときには、「こらっ!」とどなりつけるのがいいかもしれません。 ただし、そのとき熊が、むっくりと立ち上がり、ジロリとこちらを見据えて、「誰にいうとんねん」と凄んた場合は、何かほかの対処法を試みることを奨励します。
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