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どろだんご

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俺が住んでいるのは田舎で、自宅付近は田んぼや畑が広がっています。
仕事の遅番から、帰宅中の深夜0時に体験した出来事です。

目次

帰宅の途中に遭遇したもの

満月がぽっかり浮かび、月明かりに照らされた緑の稲が一面に広がっている田舎道を原付きで帰宅していた途中、道路工事をしており工事用信号機に引っ掛かりました。

ヤレヤレと思いながら停車し、ふと横の田んぼを見ると真っ暗な中で小学生くらいの男の子が、どろだんごを作っているように見えるのです。
慌てて真正面の向いて一旦冷静になろうと心を落ち着かせます。
こんな夜中に遊んでいる子供なんているはずがない、仕事の疲れだろうと自分の中で何度もそう言い聞かせました。

・・・どうしても左側が気になって落ち着きません。工事用信号機の時間が何時間にも感じます。
我慢できなくなった俺は意を決して、さっき男の子がいた田んぼの方を向くと、さっき見た通り男の子がいるのです。
しかも作っていたどろだんごを手に乗せて、俺に渡そうと近寄ってきます。

追いかけてくる

恐怖に震えた俺は、耐えきれずに信号無視して原付を飛ばしました。
もう大丈夫だろうと振り返ったのですが、男の子が追っかけて来ているのが見えたのです。
焦った俺はさらに原付をしばらく飛ばして振り向くと、さすがに原付の速度に付いていけなくなったのか男の子は見えなくなっていました。

その後は恐ろしくてたまらず無我夢中で運転し、ようやく自宅が見えて、玄関の明かりが目に入った時、俺は安堵のあまり滝のように汗がでていた。

家に帰り着くと家族は寝ていた事もあって、なんだか恐ろしさが湧き上がってきてしまい、お風呂にも入らずそのままの格好で布団に潜り込んだのでした。

信じられない出来事

翌朝、俺は家族の怒鳴り声で目を覚ましました。
汚いままで寝てしまったので、その事で怒られるのだろうと母のいる台所に向かうと・・・。
そうではなくて無数の泥団子があって、「いい歳して変なイタズラするんじゃない!」と激怒され、それも玄関の外側だけじゃなく、玄関に置いてあった靴に一つ一つ泥団子が入れてあったのです。

声も出なかった。何も考えたのかも覚えていません。
母に説明しても、もちろん信じてもらえません。

理由は全くわかりませんが、俺は遅番で帰宅する時、あの道は通らないようにしています。

※画像はイメージです。

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