ネッシーといえばUMA界のキングオブキングス!
BS NHKでネッシー調査のドキュメンタリーが再放送されてました。
それを見て改めて、この魅力的なUMAについて考察してみたいと思いました。
ネッシーの歴史と概略
ネッシーはイギリス・スコットランド北部のネス湖(淡水湖としてはイギリス最大)に現れるUMA。
一般的には小さな頭に長い首の首長竜(プレシオサウルス)のイメージで、体長は10mぐらいとされる。
1930年代より目撃情報が頻発し写真も多数撮影されたが、湖面からニョッキリ首を出したもっとも有名な写真で通称「外科医の写真」は、のちに関係者がインチキであったと告白した。
多分、この一件でネッシー実在説が大きく揺れたと思うんですが、その後も目撃例や写真は後を絶えず、
最初とされる1933年の目撃例から90年以上経った現在も続いてるようです。
ちなみに、古いところでは西暦700年頃の「聖コルンバ伝」という書物に聖人コルンバがネス川の水の獣を追い払ったという逸話があり、これが最初のネッシーの記録ではないかとされてます。
ただ、ネス湖と繋がってはいますが場所がネス川といった点と、「水の獣」がどんな姿なのか記されてないようなので、ちょっと微妙でもあります
ネス湖の環境とプレシオサウルスの可能性
実はネス湖は形成されたのが約7000年前と地球規模的時間でみるとかなり新しいとのこです。
プレシオサウルスは約2億年前に海に生息していたとされてますので、7000年前以降にここに移動するのはなかなか難しいと考えられます。
また、ネス湖は湖底が海と繋がっててそこから行き来してるのでは?との意見もありますがネス湖は海抜が10数メートルあるのでそれもなさそうです。
そして、以前日本の大学が調査したところでは、プランクトンの数値から魚の生息数を推測し、これを餌とした場合プレシオサウルサイズの生物が生きていけるのは約2頭分だそうです。
さらに、ネス湖の水温は平均5.5度と低温なため、爬虫類=変温動物が生息するのにも向かないようです。
それと、意外に知られてませんがプレシオサウルの首はその骨の構造上、あのように垂直にニョッキリと立ち上げることができないそうです。
以上の要素を鑑みると、ネッシー=プレシオサウル説はなかなか厳しいようです。
前述のBS NHKでのドキュメンタリー「ネッシー研究の現在環境DNAで迫る伝説の正体」によりますと、湖水のサンプルを分析した結果、残念ながら爬虫類のDNAは発見されなかったそうです。
そして、ウナギのDNAが大量に確認されたとのことで、以前から言われてた説の一つである巨大ウナギの可能性が高いとのこと。
ただ、存在がすでに確認されているはずのカワウソやアザラシなどのDNAも検出されなかったらしいので、調査の精度としては不完全な面も多く、そういった意味ではまだ未知の点が残されている可能性もありそうです。
プレシオサウルスのロマンは、もしかするとアレに可能性が
個人的には懐疑的スタンスで考えると、巨大ウナギが巨大生物の目撃例の核となり、
そこに流木や複合的な諸条件の誤認が付加し、首長竜のイメージがデコレーションされてイメージが固定したのかなと思います。
…が、首長竜や恐竜のロマンは捨てがたい魅力でもあります。
上記の推測とは別に、自分はこんな可能性もあるのではと仮説(妄想)を立ててみました。
それは、ネッシーはプレシオサウルスなどの首長竜ではなく竜脚類の生き残りではないかとゆう推測です。
竜脚類はブロントサウルスの仲間です。
その中でヨーロッパで化石が発見された、
エウロパサウルス(体長約6m)かプラテオサウルス(体長約9m)がサイズ的にも可能性が高いと考えます。
基本、4足歩行しますので地上を歩いてネス湖に移動したのではないでしょうか。
さらに、この種は草食なので魚が少なくても大丈夫です。
気温に関しては、恐竜は変温性ではなく恒温性だったとされる説やその中間であった(こちらが主流のようですが)ともされていて、
低温にも適応できる体質だったのではないでしょうか。
「しかし、あれは陸の恐竜では…?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
実は最近の研究でブロントサウルスの仲間は深い水の中まで泳いでいたのではないか、との説があるのです。
もし、そうだとすればニョッキリと湖面から首を出した、まさにあのネス湖の怪物「ネッシー」ではありませんか。
そうだったら嬉しいなぁ…と夢想しつつ今後の展開に来したいと思います。
あ、ちなみに古い特撮番組の「怪獣王子」では主人公の相棒の怪獣がブロントサウルス系のその名もズバリ「ネッシー」でしたw
※画像はイメージです。
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