今やレアキットの機動戦士ガンダム00 1/100 オーバーフラッグを素組してみました。
キット化されたオーバーフラッグ
オーバーフラッグはガンダムOOの作中に登場する、ユニオンという国の連合体に所属するモビルスーツ。パイロットは後々までガンダムと戦い続けていったグラハム・エーカーです。
機体としては後に登場するジンクスのほうが強力で、オーバーフラッグはガンダムになんとか対抗できるものの、決定的な力ではないというポジションにとどまっていました。
この立ち位置の1/100キット化は、ガンダムOO放送時点では非常に珍しかったといえます。明確な敵MSの1/100キット化はVガンダムのゾリディア以来とされています。
オーバーフラッグとバリエーション
オーバーフラッグはフラッグの改修機で、ノーマルのフラッグ、オーバーフラッグとライフルの異なるカスタムフラッグあたりは模型化が簡単そうではありますが、1/100で発売されることは有りませんでした。
なお、いわゆるGNフラッグに関しては共通パーツがあまりに少ないため、金型共用での発売は難しかったのではないでしょうか。
1/100ティエレンに関しても、宇宙用、タオツーなどは発売されていません。
オーバーフラッグのキットの特徴
オーバーフラッグのキットはABSを関節部に多用したキットで、スリムでシャープなデザインが再現されています。手首は握りこぶしのみですが、設定の武器に対応しています。
色分けは悪い方ではないですが、黒系のボディにホワイトで塗装という箇所が何箇所かあるので注意が必要です。(ただしシールでフォロー)
パーツの差し替えで羽根部分の稼働を再現しているのですが、反面取れやすいのが難点で、羽根パーツをなくしてしまい注文もできず、自作するという始末になってしまった苦い経験があります。
変形も再現されていますがややパーツが取れやすい感はあり、瞬間接着剤やエポキシ系接着剤での固定という手もあるでしょう。
武器はライフル、プラズマサーベルがつくのですが、プラズマサーベルは懐かしい柄とエフェクト部分が一体になっているもので柄は塗装が必要となります。
オーバーフラッグのキットの今後
ガンダムOO10周年、15周年の際にも再販されなかったキットだけに非常に再販のタイミングが読みづらく、ここ5年は再販がなくても仕方ないでしょう。
新キット化の可能性はMGということになりますが、可能性は低いのではと思われます。
ガンダムOOの映像作品展開の再開という話もあり、そこがチャンスと言えばチャンスではありますが、設定的にオーバーフラッグが活躍した後の時期のようで難しそうでもあります。
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