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最新の地対空誘導弾パトリオット「PAC3-MSE」64基を韓国が導入

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2018年9月13日 アメリカ国務省・国防安全保障協力局は地対空誘導弾パトリオット・ミサイル「PAC3」の改良型である新型の「PAC3-MSE」64基を韓国に売却する方針を決定、アメリカ議会へ通告したと発表しました。地対空誘導弾パトリオット・ミサイル(PAC3)の改良型「PAC3-MSE」は、2018年7月に、ロッキード・マーティン社から目標迎撃距離の最長記録を更新したと発表されていた新型ミサイルです。

今回韓国への売却の意向が発表されましたが、このPAC-3 MSEは弾道ミサイル防衛(BMD)の最終局面での敵目標に対する迎撃に欠かせない兵器として、日本の航空自衛隊でも導入に向けて、予算が計上されている兵器です。
元々、PAC-3は地対空迎撃ミサイル「パトリオット」の中でも、弾道ミサイルや巡航ミサイルなどの、高速で且つ小さな目標を迎撃する能力を向上させたミサイルでした。

PAC-3 MSEは、その最新の改良型で、迎撃が可能な距離が従来のPAC-3より約3割UPされていると言います。射程距離の延長に伴って、大きな2段式固体パルスロケットモーターを使用するため、ミサイル本体の直径は従来型のPAC-3弾より太くなっています。このため発射筒の1ユニットに実装されているミサイルの数は、4本から3本に減っています。

発射機への4ユニットでのフル装備に場合で、合計4発減ってしまうことになりますが、迎撃確率の向上と射程距離の延長でカバーするとされています。
韓国では北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対抗すべく、アメリカとこの最新型PAC3「PAC3-MSE」の導入に向け協議をしてきた結果、今回の発表となった模様です。

アメリカからの売却額は試験用ミサイル2基・予備の部品などを含めた総額が5億100万ドル(約560億円)と報じられています。具体的な迎撃可能となる射程距離は、軍事機密であるミサイル故発表されていませんが、北朝鮮への大きな牽制となるものと思われます。

Patriot PAC-3 Missile Segment Enhancement (MSE) Test – youtube

 

※画像はイメージです。

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