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母との演奏

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私は35才の時に母親を病気で亡くしました。

母親は生前フルートの講師をしていて、幼い頃から私に優しくフルートを教えてくれ、高校生になる頃には音楽コンクールで優秀賞できるぐらいになっていました。
音楽大学を卒業してからは音楽関係の仕事につき、ときどき地元のオーケストラ団体で演奏し、母のフルートのおかげでとても楽しく充実した生活をしていました。

このお話はそんな私が体験した、思いもよらない不思議な体験です。

目次

母と最後の演奏

そんなある日、母が突然倒れてしまい、病院での診察結果はくも膜下出血でした。
すぐに緊急の手術となり、私と父は不安な一晩を過ごしていた時です。

いつの間にか私は眠ってしまい、夢の中で母親と一緒にフルートを演奏していると、いつしか母が演奏を止めて手を振りはじめて、どうしたのお母さん?と話しかけようとすると夢から覚めました。
起きてからも「なんだろう?」と思いながら、私の部屋からリビングへ行くと泣き崩れた父がいて、母親が帰らぬ人となってしまった事をしったのです。

母と本当に最後の演奏

お通夜、お葬式が終わり、火葬場で母との本当のお別れです。

親戚や母の友人が立ち会う中、私はヴィヴァルディのフルート協奏曲を演奏してお別れをしようと、フルートを拭き始めるとどこからともなく、私に合わせてフルートの音色が聞こえてきたのです。

もちろん火葬場で曲を放送する事もなく、周りは山。ましてやフルートを演奏する人はだれもいないはず。
立ち会った人たちにも聞こえているようで、ざわついています。
それに私やフルートの演奏でつながっている人は気がついたのですが、演奏のクセが全く母親と同じ。

私の同時に演奏が終わり、みんな号泣しながら拍手喝采でした。

誰が演奏していたのか、結局誰も解りませんが、言えることは母との最後の演奏。
もう一度、こんな事はおきないかな?
夢や幽霊でも良いから、もっと母と演奏したいと今でも思っていますが叶っていません。

※画像はイメージです。

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