後ろに乗っていたのは誰?

私が中学三年生だった時の話です。
受験生だった私は勉強合宿と称して、男女3人ずつの6人グループで集まって勉強していました。

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暑い夏の日

それは暑い夏の日でした。
「アイス食べたい!!」
最初にそう言ったのは誰だったか。

時刻は20時半を少し過ぎたぐらい。
確かにその日はやけに暑くて、そう言われてしまったら、もうみんなアイスが食べたくなるような・・・そんな日でした。
勉強しっぱなしで、甘いものを脳が欲していたから余計に

「じゃんけんで負けた人、買い出しね!」
最初はグー、じゃんけんポン!
負けたのは私と、もう一人男の子、ここではAくんとすることにします。
「コンビニ微妙に遠いんだよなあ」

私たちが住んでいるのはそこそこの田舎で、コンビニまで歩いて15分はかかります。
自転車ならゆっくり漕いでも、10分はかからないくらい。
私とAくんは、自転車でコンビニまで向かうことにしました。
私は自分のお気に入りの白い自転車、Aくんは私のよりも大きい黒い自転車にそれぞれまたがって
「ちょっと暗くなってきたなー」
「早く買って戻ろ」
なんて話をしつつ、ちょっと急ぎ目にコンビニに向かいました。

コンビニの帰りの出来事

無事にみんなに頼まれたものを買い、二人で荷物を分けて、それぞれの自転車のカゴにレジ袋を入れました。
さて帰るかと、二人並んで自転車をこぎ始めます。

しかし少し行ったところで警察の人から
「おーいそこの子たち!」
と声をかけられました。

少し暗くはなってきましたが、まだ補導されるような時間ではなくて
「ライト消えてた?」
「そんなことないと思うけど」
お互いに顔を見合わせつつ、自転車を止めました。

警察の人は近づいてきて、Aくんに向かってこう言いました。
「こら、ダメじゃないか二人乗りなんて!」
・・・2人乗り?
「後ろの女の子、早く降りてね」

私は自分の自転車に乗っています。
Aくんと二人乗りなんてしていません。
「暗くなってきたから、3人とも気をつけて帰るんだよ!」
・・・3人?

家を出てから今まで、私はAくんと二人だけで行動していたはずなのに?
Aくんの自転車にはAくんしか乗っていなくて、二人乗りなんてしていないはずなのに?

警察の人には誰が、何が、みえていたのでしょうか?
そのあとどうやって帰ったのか、私は覚えていません。

※画像はイメージです。

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