お正月は多くの人にとって「新年を祝うめでたい日」というイメージが強いかもしれません。だがしかし、もともとのお正月は現世とあの世の境界が曖昧になる日であり、「死霊」が現世に戻ってくるのを迎える行事でした。
この話を聞けば、お盆を思い浮かべるかもしれませんが、お盆はご先祖様が一時的に戻ってくる行事。一方で、お正月は「年神様」をお迎えする日であると同時に、ご先祖様以外のさまざまな「死霊」もまじって現れるとされています。
そのためにも門松やしめ縄、鏡餅、新年を迎えるための伝統的な飾りにも、重要な意味が込められているのです。
門松としめ縄は防御システム
様々な霊たちがさまようお正月において、門松としめ縄は防御システムとしての機能しています。
年神様といえば十二支を想像しますが、つまり「良い死霊」であります。
門松を飾る事によって目印となり効率的に年神様を呼び寄せ、一緒についてきてしまう悪霊や射的圏内の悪霊どもを鋭く尖った竹で迎撃するのです。
推測ですが攻撃力に優れ、確実に悪霊を撃破する能力を有しているのでしょう。
年神様をお迎えししたあとは、しめ縄で神聖シェルターを構築し安全に確保します。
余談ではありますが、おせちは年神様に召し上がっていただく事によって、霊力をアップするアイテムの役割を果たすようです。
鏡餅は媒体
確保して霊力が上がった年神様、どのようにして利用するかは鏡餅を利用します。
方法を語る前に、鏡餅についての説明をお聞きください。
鏡餅はなぜ「鏡」と表現されているのかというのは、青銅製の丸い鏡からきています。
鏡というの神との関わりがあり、鏡はあの世とこの世を繋ぐ狭間のようなもので、神社の神鏡を鏡餅に見立てている。
鏡餅がなぜ二段なのかは、陰である月と陽である日であり、財産、幸福を重ねる、福を重ねる、年を重ねるなど、縁起良さを重ねることからと言われています。
現在ではもっぱら「年神様の供物」と解釈されているようですが、その実、「年神様」を迎えるための媒体。
依り代として使われた「鏡餅」は神そのものだから、神の力が宿っているとされるのです。
そうして鏡開きでは、神を砕いて自らに取り込み、神の力によって幸福を得るといっても間違いはないでしょう。
つまり正月は・・・・
個人的な意見でまとめていくと・・・。
新しい年が始まること霊界の門がひらき、有象無象の霊たちが這い出してくるなか、神だけをよりすぐり呼び寄せる。
あまつさえ、もてなすように見せかけて「鏡餅」に封印し、神殺しを行って力を得る。
呪詛的なテクノロジーを利用した、プロジェクトに思えてきます。
まあ、お正月気分で酒を飲みながら書いた、戯言だと思って頂けると幸いです。
改めて、あけましておめでとうございます。
※画像はイメージです。
思った事を何でも!ネガティブOK!