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学校の帰り道の怖い話

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僕は夕方の自習で居残りをしていたから、学校から帰ってくるのがいつもより遅くなりました。
家までの道は普段なら明るいけれど、今日はもう日が沈んで街灯がぽつんと光っていました。
家に帰る途中、細い近道の路地があって昼間なら全然怖くないけれど、暗くなるとなんとなく嫌な感じがします。
でも今日は疲れていて、遠回りする気にはなれませんでした。

路地に入ると静まり返っていて、僕の足音だけが聞こえます。
僕はできるだけ早く歩こうと思ったその時、誰かの視線を感じました。

「気のせいだ」と自分に言い聞かせて歩き続けたけど、どうしても気になってしまいました。
ちらっと振り返っても誰もいないけれど、やっぱり視線を感じました。

気味が悪くて走ると、急に後ろから「ねえ」と女の子の声が聞こえました。
驚いて振り向いても誰もいませんでした。
声がした気がした場所をじっと見つめても、なにもありませんでした。

「そらみみ?」そう思って再び歩き出すと、今度は足音が聞こ言えてきました。
僕は怖くなって走りましたが、追いかけてくるように聞こえてきます。
怖くて怖くてダッシュで走ったのですが、足音は消えませんでした。
それどころか、だんだん近づいてくる気がします。

「わーーーーーーーーー」
僕は声をあげて逃げても足音は聞こえてしました。
「もうすぐ家だ、あと少しだ」
玄関の明かりが見えて、僕は全力でドアを開けて家に飛び込みました。

家の中にはいればもう大丈夫だと思って、玄関の扉についている覗き穴から外をのぞきました。
そこには、真っ白な顔の女の子が立っていて、じっとこちらを見ていました。

「わーーーーーーーーー」
と驚いて泣いてしまい、お母さんが心配しましたがその日はご飯を食べずに寝てしまいました。

僕は次の日、学校で友達にこの話をすると、友達が真剣な顔でこう言いました。

「多分ウチの学校に昔いた子だよ。事故で亡くなったんだけど、たまにあの路地で見かけるって噂があるんだ。」

僕はその友達の話を聞いてゾッとししました。
それからはどんな時でも、あの路地を通ってかえりませんでした。

勇人

「奇妙な話を聞かせ続けて・・・」の応募作品です。
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※画像はイメージです。

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