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JK×戦闘機×不良漫画!?紫電改のマキ

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近年のミリ萌における代表作と言えば「ガールズ&パンツァー(以下ガルパン)」があげられるかと思います。
セーラー服の女子高生が当たり前のように街中で戦車を乗り回し、流れ弾が家を吹き飛ばしても歓声が上がるような常識がおかしい世界観でしたね。

その「戦闘機」バージョンがあるのを、皆さんはご存じでしょうか。
今回は野上武志先生の「紫電改のマキ」について語らせてください。

目次

紫電改のマキとは!?

紫電改のマキとは、コミック版「オルクセン王国史」や「はるかリセット」を連載している野上武志先生の作品で、2020年に完結している作品です。
簡単に書くと「女子高生が飛行機で通学するのが割と当たり前の世界で、通学路の制空権を巡って争う『ヒコーキ乗り』たちの戦いと友情と誇りの物語」です。

ほうほう、飛行機が普及した世界なのかなと思いきや、舞台は現代日本西東京で、通学用の乗り合い飛行機は旧日本陸軍の一式陸攻。
タイトル通り主人公の乗機は旧日本海軍の紫電改だし、最初に相対する戦闘機はイギリス空軍のスピットファイア
・・・て・・・なに???

常識は通じない! そういう世界なのだ!!

物語は、九州の田舎から出てきた主人公の羽衣マキが、ひょんなことから自分と同じ「マキ」という名前のJKが乗っていた紫電改に乗って空を飛ぶところから始まります。そこは西東京、多くの学校がひしめき合い、各校の縄張りである「空域」を巡って日夜小競り合いという名の「空戦」が日常的に行われている空。
なんて物騒なと思われるでしょう。

実際物騒なんですよね。
普通に実弾をばらまいて、機体に穴が開いて炎上しながら飛行機がボロボロ堕ちますし。でもそんな飛行機を女子高生が乗り回し、きゃーきゃー言いながら撃ったり撃たれたりしてるんですね。

ガルパンと違って規格化された試合ではなく、本当にストリートファイトもかくやという具合にカジュアル~に女子高生が女子高生に空戦を仕掛けるのです。
常識外れも大概にしなさいよ!?
でもそういう世界なんです。受け入れてください。

しかしてその実態は不良漫画!?

さて、そんなトンチキ世界の漫画ですが、フォーマットはいたってシンプルです。たくさんの学校がひしめき合う地域で、各校が縄張りをかけて喧嘩を仕掛け合う・・・聞いたことある構図ではありませんか?
そうですね、不良漫画ですね。

何を隠そうこの漫画は非行少女ならぬ”飛行”少女がテーマなんですね。
キャラクターたちはお互いにツッパって喧嘩上等とばかりに機銃を撃ちかけますが、みなそれぞれの背景があって、信念があって、野望があって、そういうしがらみを、田舎から出てきたやたらと強い主人公が強さとお茶目さでぶち壊していく、とても気持ちが良い物語なのです。

必見!戦闘機たちのドリームマッチ!

本作のキモは飛行少女なわけですが、彼女らが乗る飛行機たちも大変魅力的です。
野上武志先生はガルパンやストライクウィッチーズといった、ミリ萌メジャー級作品から公式にスピンオフを任されるレベルのミリタリ漫画家。
細部まで描き込まれた戦闘機たちが大空を舞う様は躍動感にあふれており、魅力的なキャラクターたちの熱い掛け合いと相まって読みごたえばっちり!

特に、現実ではありえなかった「紫電改vsスピットファイア」や「零戦vsHe-219」といったドリームマッチなどはミリタリファンも満足の一戦だと思います。
余談ですが、夜間戦闘機He-219のパイロットは現代的な暗視スコープを装備して登場します。
この時「お年玉で買った暗視スコープ!」っていうあたりが大変にJKを感じさせて、そのアンバランスさに本作の魅力が詰まっていると思うんですね!

紫電改のマキはいいぞおじさんになる

まぁそういうわけで、実質空のガルパンといっても過言ではない紫電改のマキが大変面白かったので、これからは紫電改のマキはいいぞおじさんとして生きていこうと思った次第です。

皆さんもなりましょう、紫電改のマキはいいぞおじさんに。
紫電改のマキは、いいぞ。

(C) 野上武志 秋田書店

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