オーパーツは場違いな人工物という意味で、製作された時代にそぐわない遺物。
当時の技術では不可能な加工品で、誰がどうやって、どのような目的で製作したのか現代でも分かっていない、オカルト好きでなくてもロマンを感じる代物。
入門者を対象にオーパーツのメッカ、オーパーツ銀座ともいわれるかどうかとして、基本的なオーパーツを個人的な解釈を含めて8個紹介していく。
・・・話を始める前に謝っておく、かなりフザけたトンデモ論を展開するので不愉快に感じたら申し訳ない。
黄金ジェット
プレインカ時代に作られたものと言われる、直径約5cmの黄金でできたジェット機のような形をした装飾品。
雑誌やテレビでもよく見かける、オーパーツといえばこれのような代表的な存在。
鳥や昆虫などをモチーフにしているというけれど、デルタ翼をもった生物はいない、よくみれば機首のすぐ後ろにコクピットがあるとされ、航空会社が風洞実験したところ飛行できる可能があると確認された。
さらにいえば、プロペラや噴射口を模した部分が無いのでジェット機ではなく、未知の推進機関を持った宇宙船だとも言われ、なんとも中二心をくすぐられる。
だがしかし、この黄金ジェットはプレコをモチーフにしたものだとい説が濃厚。
プレコというのは、熱帯魚を飼った事がある事あれば知っているであろう、ペタッとして体の下についた口で吸込のコケなどを食べてくれる便利で可愛いお魚で、たしかにそういわれると似ている。
黄金ジェットと呼ばれるオーパーツは、他にも良く似たたくさん発見され、それぞれに形状が違うのだ。
これが意味するのは、作家の技量や感性、当時流行したデフォルメ形状によってなので、プレコのつもりで作ったけど「コレジャナイ」のが出来てしまい、それがたまたま、そのように見えちゃっていうのが正体だとおもう。
でも、もしかしたら、一つぐらいはマジな宇宙船だった事があって良いんじゃないかな?と思いを馳せる。
水晶髑髏(クリスタル・スカル)
古代マヤ王国において製作されたくらいで、詳しい年代は不明。
水晶はかなり硬い鉱物で、現代の工具を使ってもキズをつけるのは困難らしく、当時のマヤの道具でどうやって加工したのかという点からオーパーツとされている。
時を超越した存在らしく、もちろんサイコガンも効かないので某宇宙海賊も大ピンチ。
このクリスタル・スカル、世界中に13個あって全て揃えると強力な力パワー(誤字ではありません)が発生し世界が滅亡したり、世界が救われたりといった伝説があるのです。
どちらからハッキリしないのは、集めた人の願いを叶えるからではないか?と思う。
まさに数が多いなんちゃらボールで、世界で一番スリルな秘密。
だがしかし、偽物の可能性があるとも言われている。
電子顕微鏡を使って調査すると、よくみかけるダイヤモンド工具で加工された跡がみつかり、古代マヤ王国で制作された事すらも嘘だったらしい。
これは私の妄想だが、山梨の昇仙峡のような水晶の産地が中南米にあり、土産物屋のオバちゃんがリピート購入させる為に13個揃えると・・・といった話を作り上げたのだろう。
もしかしたら偽物という話がウソで、クリスタル・スカルを集めさせない為の陰謀なのかもしれない。
もし13個集め強力な力パワーで願い事が叶うとしたら、やはり君も「ギャルのパンティ」を求めるのだろうか?
いやもしかしたら「パフパフ」なのか?
「パフパフ」なのか?
コスタリカの石球
コスタリカの石球が初めて発見されたのが1930年代初頭、コスタリカで米国企業がバナナ農園を建設するのにジャングルを伐採していると、数百個の奇妙な球体が発見された。また発見された地名から「ディキスの石球」とも呼ばれている。
大きさは直径100mm程度から2500mmとさまざまで、その後の調査によると西暦600年から1500年頃(300年からという諸説あり)に作られたという事が解った。ちなみに西暦600頃の日本は飛鳥時代で、聖徳太子やらプールでわっぱをくぐりそうな名前の蘇我入鹿が活躍し遣唐使か交易していた頃。1500頃は室町時代で織田が野望ってた頃。
年代が広すぎて、年代測定の精度が悪いのか?長い期間に作られていたのか?と疑問を感じる。
なんだ古代の人が作った弾っころが、弾だけに「たまたま」みつかっただけではない。問題なのが、技術レベルとして硬度が高く加工が難しい花崗岩を真球に近い正確さだというのだ。作ったのはこの土地に住んでいた石器文明人だが、なぜ作られたかは解らない。
一説によれば、表面に柄が掘られ星座に沿って配置されていたと言われている。だが農場建設時に邪魔だから、黄金都市エルドラドの伝説から「割ると黄金が出てくるぞ!」的な噂が流れた等でかなりの数が破壊され、元々の正確な位置が解らずに検証不可能となってしまった。
だがしかし、オーパーツたる所以の当時の技術では加工が出来ないや、真球に近いというのは間違いで、時間と根性があれば可能だという事が、なぜか日本で証明された。
そもそも真球に近いものがあったという報告があっただけで、すべてがそうではない。
さらにいえば、表面に彫刻が施されていた物もあるとして、すべて真球にする必要はないのでは?
超個人的な解釈では、子供の頃、泥団子磨いてピカピカしたように、古代の人もなんか石球つくると面白いじゃん?
こんなデカイの作ってみた的なノリで沢山作られたような気がしてならない。
カブレラ・ストーン
1961年、ペルーの農民によって偶然に発見された石には、恐竜にまたがった人類が描かれていた。
年代測定では約12,000年前のもの判明され、すでに恐竜は絶滅している筈であり、他にもパンゲア大陸、外科手術などとありえないものばかり。
このオーパーツと呼べるシロモノは、大学教授のカブレラ博士が友人の医師が「面白い物があるからあげるね」というノリで手にした。そして価値に気が付き、もともとの所有者であるインディオたちから買い漁ったというのだ。
そしてイギリステレビ局などで取り上げられ、発見さた地名から「イカの石」と呼ばれていたこれらは、カブレラ博士から「カブレラ・ストーン」と名付けられ「考古学を根底から覆す発見」とされて世界中に知れ渡った。
だがしかし、このカブレラ・ストーンはどうやらフェイクなのだ。
まず年代測定した方法がいい加減と言われ、これだけの数があるのであれば、博士の関係者以外でも見つけることは容易なはずだが、そんな話はない。極めつけは、自分が作ったと名乗り出る人も登場したという。
つまりこの石は、地域のインディオが友人の医師に診察料の代わりとしていたようだ。タダの石では価値がないから金の代わりにならない、だから摩訶不思議な彫刻をして付加価値をつけたモノではないかと思う。
しかし腑に落ちない点がある。それは恐竜に乗った人などの発想をインディオたちはどこで思いついたのか?
もしかしたら、フェイクの中には「本物」が混じっているのかもしれない。
恐竜土偶
石コロの次は土偶となりま〜す。
こちらは1945年にメキシコのアカンパロにて、考古学ヲタクの実業家ワルデマール氏によって発見された土偶で、デザインは恐竜のソレ。最初に発見した現場付近から3万体以上も出土したようです。
年代測定によれば、紀元前1000年から4000年ぐらいに制作されたもので、恐竜を型どっていることから人類と共存する時代が存在していたという説が唱えられて人々は驚嘆したのでした。
だかしかし、お約束のようにフェイクだと言われているのだ。
年代測定のいい加減さもともかく、現在恐竜は尻尾をひきずっていなかったことが判明している事もあり、もし人間が恐竜を見て作ったとして、いくらなんでもこんないい加減に作るものだろうか?
一昔前の恐竜のイメージやゴジラじゃないんだから、直立しているものは違うだろ?
実のところ、地域の人間が捏造したもので、地元農民が小遣い稼ぎに作っていたという話だ。
しかし土偶の中には本物が混じっていて恐竜を型どった訳ではなく、古代の人々が考えて作った「ぼくの最強の神々」だとも言われている。
黄金ブルドーザー
最後は黄金のブルドーザーで、パナマのコクレ地区にある地下遺跡から発見された。
墓所であったことから副葬品の一つで、エメラルドが埋め込まれた黄金細工なのだが、なんの動物をモチーフに作られたのかイマイチ不明なうえ、尻尾の部分がチップソーのような形状。
つまるところ動物なんかじゃない!土木工事用マシンがモデルになっているという説があるのだ。
だかしかし、これは神聖な動物であるジャガーをベースに、マヤ文明で「新たなる始まり」を意味する太陽を尻尾に型どり、亡くなった後もこんなんがお前を守るぜ!的なモノではないかと思う。
いかがでしたでしょう
中南米には、有名なインカ、マヤやオルメカなどの厨二病心を鷲掴みにする、謎に包まれた古代文明がたくさんある。
初心者向けにチョイスしたオーパーツ、いかがでしたでしょう?
ちなみに著者は昔、NHKで放送されていた「太陽の子エステバン」に影響を受けて以来、この地域の魅力どっぷりハマっています。
他にもお勧めのオーパーツがあれば、コメントを頂きたい。
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