さて今回は、あの虚弱体質冒険家を主人公にしたスペランカーの続編でもある、1987年に発売された続編「スペランカー2 勇者への挑戦」を紹介したいと思います。
前作から2年後に発表された今作は、1987年に人気を博していたRPGブームに習い、ステータス管理の要素が盛り込まれアイテムなどを駆使し、探検家・エスパー・聖職者の職業を選択し、フェアリーランドを救う為に様々な謎を解き明かし、冒険していくと言うシナリオで物語が描かれています。
微妙な追加職業の数々
さてそんな色々と様変わりした今作ですが、その職業を紹介したいと思います。
冒険者
まず基本の職業、探検家です。
従来のスペランカーに習った職業であり、体力とアイテムが多いと初心者向けなキャラクターで、武器はナイフと拳銃と前回のスペランカーよりも逞しくなっています。
聖職者
そして今回新しく追加された職業システムには、聖職者と変わった職業もあります。
これはRPGの魔法使いみたいに体力が少なめであるも、このゲームの最大の特徴である徳システムの最大値が高く、また敵の行動停止が出来る魔法が使え、通常攻撃は杖と距離をとって攻撃が出来る利点もあり、冒険の途中で手に入れなければいけないロザリオを手に入れなくとも、アンデット系モンスターを倒せると、使い方次第では最強職になるキャラクターでもあります。
エスパー
そしてこの作品の目玉となるのが、エスパーと呼ばれる職業です。
この職業は徳システムが低いですが、体力も少なく初期所持アイテムも少ないと、一見すれば扱いづらい職業ですが、このキャラクターの持つ超能力が強力で体力を消耗しますが、どんな敵も一撃で倒せる能力は魅力的で、また特定の場所に瞬間移動できると、実に能力に恵まれたキャラクターでもあります。
それらの能力を巧みに使い分け、ゲームを進めていくわけですが、このゲームにはある特徴があり、安易に進める事が出来ないと前作に比べシビアな展開が用意されています。
誰得な微妙なシステム
それは……徳と呼ばれるシステムの事です。
モンスターを倒せば徳のポイントが溜まり、ゲームを進めていく上で大切な能力ですが、うっかりとモンスターではなく罪の無い動物を殺してしまえば得が減ってしまい、そしてうっかりと死んでしまうと閻魔大王のゲームオーバー画面とトラウマものなゲームオーバー画面に、当時は震えたものです。
苦難の果てに冒険を終え、聖剣を片手にフェアリーランドを救ったエンディング画面は今も忘れる事の出来ない思い出でもあります。
やり込み要素のある、スペランカー2、もし機会があれば遊んでみる事をお勧めします!
(C) 1985 スペランカー2 勇者への挑戦 アイレム
思った事を何でも!ネガティブOK!