地元で有名な心霊スポットの話で、これを書いている今でも震えている程の怖い体験をしました。
古いトンネル
私の地元は海に面した町、景色がきれいな海岸や海水浴場、レジャー施設が数々ある観光地で、市街地から海へぬける道の一つに古いトンネルがあります。
とにかく古くて不気味で暗くて、車が一台やっと通れるくらいの狭いトンネルですが、それでも海に行くのに一番の近道という事もあって地元の人は使う人も少なくないのです。
このトンネルはかなり昔、町が炭鉱で栄えていた時代に建設されたもので、工事が難航した為に作業員が大勢亡くなり、慰霊の為に石碑建てられている。
それが理由なのかはわかりませんが、いくつかの不気味な逸話があります。ある人が釣りに行くのに車で通ったとき、誰かにグイッとハンドルをつかまれ、壁に激突する大事故を起こした。一命は取り留めたが、恐ろしくて近づきたくないという話は地元では有名な話。
他にも、仕事の用事で海岸へいくとトンネルを通ったそうなのですが行方不明になり、一週間後、海で遺体で発見されたなんて話もある。
絶対に行っては行けない場所なのに
遊び半分では絶対に行っては行けない場所と言われているのにも関わらず・・・。
当時、高校生だった私達は若さからでしょうか?夏休みの中の8月13日、お盆だからこそという・・・どう考えても軽い悪るノリで同級生の友達数人で肝試しにいきました。
私自身、子供の頃から霊感みたいな物はないので、こういう話は全く信じていません。トンネルに行っても暗くて不気味なだけで、それ以上でもそれ以下でもないのです。
トンネルを抜けても何もおこらず、やっぱり単なる噂だったんだね・・・とそれで終わり。何事もなく帰路につきました。
なにがおきた?
私としてはちょっとした冒険で、怖いよりも楽しかったなと思いながら、寝る支度をしながらお風呂にはいった。
鍵がかかっているはずの浴室の窓がスーッと勝手に開いて、なんで?!ってなっていたら、スーッとまた閉まっていった。怖くなってすぐに布団に潜り込むと、誰もいないはずなのに1階から2〜3人くらいの声が聞こえ、それが階段を登ってくるように足跡が近づいてきます。
恐る恐る布団の中から外を覗くと突然、部屋のドアが開き、大きな音とともに見えない何かが布団の上にのしかかり、私の上を飛び跳ねます。痛みはないのですが押し付けられるように苦しくなり、「ごめんなさい!ごめんなさい!」と思っていると意識を失い、気がつくと朝になっていました。
登校して昨日のメンバーに聞いてみたら、全員が同じような事を体験したようで、やっぱり、曰くのある場所に面白半分で行くべきではないのでしょう。
※画像はイメージです。
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