ソードワールド2.5 ファンタジーを遊びたい貴方に

日本産のTRPGとして大ヒットし、スーパーファミコンからゲームソフトも出たソードワールド。文庫本で安価にルールブックが売られていたため、中学校や高校で放課後に遊んでいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのソードワールドですが、2022年となった現在、続編が展開されてます。
その名も「ソードワールド2.5」。

まず、2008年に前作「ソード・ワールド」から約20年ぶり(ハードカバーで発売された「ソード・ワールド完全版」からは12年ぶり)にアップデート版であるソードワールド2.0が発売され、世界観が一新されました。ソードワールド2.5はそのバージョンアップ版となります。

本記事では「ソードワールド2.5」の特徴、そして種族・クラスを紹介していきます。

なお、ルールブックは3分冊で出ていますが、ここではルールブック1 の内容のみ取り扱います。基本ルールブック1だけでも遊べますので、以下を読んで興味を持ったらまず基本ルールブック1を見てみてください!

目次

世界

「ソードワールド2.5」は、いわゆる剣と魔法を中心としたファンタジー世界「ラクシア」が舞台です。

かつては「魔動機文明」と呼ばれる、機械を使用した高度な文明があったようですが、300年前の<大破局>により、文明は大きく後退しました。

機械的なテクノロジーを用いた高度な文明が発達していない「完全版」と異なり、後退する前に生み出された技術を用いるクラスやそれによって生み出された種族、そして遺跡があります。

創世神話(あらすじ)

まず、世界の根源には3本の剣がありました。
「始まりの剣」と呼ばれたその剣たちが生命をばら撒き、魂をばら撒き、人間が生まれました。
一人の人間が、そのうちの1本を手にして絶大な力を得ました。彼はその力を世界をより良くするために使いました。
彼は神と崇められ、始祖神となりました。
しばらくして、別の人間が別の1本を手に取り、やはり絶大な力を得ました。しかし彼は利己的な人間だったため、力を自分のためだけに使おうとしました。そして、自らを「荒ぶる神」と名乗り、始祖神と戦うしもべたちを作り上げ、戦いを挑みました。

戦争は長きにわたり、膠着状態に陥りました。両陣営はさらなる力を求め、最後の1つの剣を手に取ろうとしたのです。ですが、最後の剣は戦いに加わることをよしとせず、自ら砕け散ってしまいます。
決着がつかないまま、残りの2本の剣の行方もわからなくなり、戦いは休戦状態となりました。
その後、残った人々によって文明が興っては消え、興っては消え、現在に至るのでした…。

システム特徴

6面サイコロ2個の出目+クラスレベル+能力値+装備などの修正を足して、目標値以上の数値を出せば成功です。
探索でも戦闘でも基本的な判定方法は同じですが、ダメージ決定に「レーティング表」と呼ばれる表を用いるのが大きな特徴です。

レーティング表

「レーティング表」とは、武器や魔法の威力の強さごとにダメージの数値が異なる表を参照し、サイコロを2個振って出た目の合計値の数字に記載されている数値をダメージや回復魔法の回復量に適用します。

例えば威力15と設定されているブロードソードの場合、ダメージの決定のサイコロの出目が7だと4点、威力30と設定されているツーハンドソードはサイコロの出目が7で7点…というように表を参照してダメージを算出します。
(※武器の威力レートはソードワールド2.5 ルールブック1 P.301より引用)

攻撃魔法のダメージや回復魔法の回復量、さらには薬草などアイテムを用いた回復に至るまで、定められたレーティング表を振るのは大きな特徴と言えるでしょう。

種族

ソードワールド2.5は人間以外にもファンタジーRPGで頻出するエルフやドワーフのみならず、様々な種族が暮らしています。

  • 人間
    私たち現代社会の人々とほとんど変わりません。ゲーム時間内で1日に1回だけ、振ったサイコロの目を2ついっぺんにひっくり返す「運命変転」という能力が使えます。
  • エルフ
    魔法に長けた長命の種族です。淡水の水辺や湖畔に好んで住みます。頭が良く器用で、魔法使いや射撃武器の使用が得意ですが、「完全版」までと異なり水中でも地上と同じように活動ができるなど、水中での行動に強い種族となっています。
  • ドワーフ
    がっしりとした体型をした、器用さと精神力の高さが特徴の種族です。「ソードワールド完全版」と以前とは異なり、火に対する完全な耐性を得ます。
  • タビット2.0
    から登場した、二足歩行のウサギのような姿をした種族です。生命力が低く打たれ弱いですが、知力が高く魔法が得意です。
  • ルーンフォーク
    古代文明のテクノロジーによって作られた人造人間です。首に硬質的なパーツが付いており、一見して人間と区別できます。筋力と器用さが高く、戦士として戦うのに向いています。
  • ナイトメア
    人間やエルフ、ドワーフから生まれてくる、短いツノを持つ種族です。賢く力も強く魔法戦士に向きますが、魂に「穢れ」を持って生まれてくるため忌み子として社会的に避けられたりすることがあります。
  • リカント2.5
    から新登場した、獣人の姿に変身できる種族です。獣人の姿に変身することにより、大幅に筋力が増強されてダメージを上昇できます。ただし、変身中は発声に制限がかかってしまい、大部分の魔法が使えません。

クラス技能

「ソードワールド」は、シリーズ発売当初よりいくつかのクラス(職業)を組み合わせて取得することにより様々な冒険者を表現できるようになっています。

戦士系

  • ファイター
    戦士です。頑丈で重い鎧を装備して前に出て戦い、敵の進軍を食い止めます。
  • フェンサー
    軽戦士です。多彩な攻撃を得意とし、ファイター同様前に出て戦いますが、重い武器や鎧を装備できません。ただし、成長は早いです。
  • グラップラー
    「2.0」から登場した、拳で戦う格闘家です。連続攻撃ができ、敵に一気にダメージを与えられますが装備できる鎧が非常に少ないです。
  • シューター弓
    など、射程が長い武器を扱って戦うのが得意です。ただし、攻撃を回避することが苦手なため、敵に近づかれないようにする必要があります。

魔法使い系

  • ソーサラー
    魔法使いです。直接ダメージを与える魔法を数多く取得します。
  • コンジャラー
    味方を支援する魔法や人形を操る魔法を取得します。こちらも「2.0」から登場しました。
  • プリースト
    僧侶です。回復魔法や味方を支援する魔法を取得できます。宗派がいくつかあり、キャラクターはプリーストのクラスを取得する際に、宗派を一つ選びます。選んだ宗派により、プリースト共通の魔法に加えて異なる特殊な魔法を少しだけ覚えられます。
  • マギテック
    古代文明の知識を持ち、「マギスフィア」と呼ばれる特殊な道具を用いて味方を支援します。また銃などかつて滅んだ文明の武器を扱えるようになります。

その他

  • スカウト
    斥候です。屋内フィールドの探索や、偵察が得意です。戦闘では味方と敵、どちらが先に行動するか決める「先制判定」というものがありますが、これはスカウト技能で行うので、パーティに一人はいた方が良いでしょう。
  • レンジャー
    スカウト同様、探索を得意とするクラスですが、こちらは森などの野外の探索を得意としています。薬草やポーションの扱いに長けています。
  • セージ
    多数の分野の知識を持つ、賢者です。特に、戦闘に突入した際にモンスターの特徴を見抜く「魔物知識」判定ができるのはセージだけです。

自分だけの冒険者を作ってラクシアの世界に旅立とう

このように、「ソードワールド2.5」は魅力的な神話を持つ世界を舞台に様々な種族・クラスを組み合わせて自分だけの冒険者が作れます。
本記事を通して少しでも「ソードワールド2.5」に興味を持っていただけたら、基本ルールブックを買って、あなただけの冒険者を作ってみてはいかがでしょうか。

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すぐ遊びたい場合はスタートセットを買ってみるのも手

冒険に出たいけど、TRPGの経験が少ない…という場合は、スタートセットを購入して遊んでみてはいかがでしょう。

こちらはボードゲームのように、箱の中にソードワールドのシナリオと、シナリオを遊ぶためのタイルやカードが収められています。
「星をつかむ迷宮」はゲームマスター含めて2-5名で遊べますし、一人プレイ用のチュートリアルもついています。

ルールブックよりお値段は張りますが、タイルやカードは他のシナリオでも使用可能です。何よりオンラインセッション用の素材も提供されているので、一箇所に集まって遊べない時でも、オンライン上で気軽に遊べます。

どうしても遊びたいし、自分がゲームマスターしても良いけど、準備の仕方がわからない…というときは、スタートセットの購入も検討してみてはいかがでしょうか。

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