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竹内農場西洋館は心霊スポットなのか?

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竹内農場西洋館は茨城県龍ケ崎市にある赤レンガが印象的な西洋館だが、現在は廃墟の状態。
このスポットについての噂は、大正時代に外国人が住んでいて、赤ワインを好んで飲んでいたために血液を飲む吸血鬼と思われ村人に殺害され、それからというもの村人を恨んで外国人の幽霊が出るようになったという話がある。

目次

噂を検証

まずは西洋館がなんだったのか?という事から説明をすれば、名前にもある竹内農場の傍ら、オーナーである竹内明太郎氏とその家族の為に別荘として大正9年に建設され、昭和7年まで使用されていたようだ。
竹内明太郎という人物は、鉱山や鉄工業を営み近代日本の発展に貢献し、小松製作所の創業者の一人であり日産の前身の快進社も設立した実業家であり、衆議院議員も務め政治家としての一面もあった。

それではなぜ、心霊スポットとして噂されるようになったかというと、隆盛を極めた絶頂期に、氏とつながりのある政財界人がそれぞれの理由で出入りしていたようで、その中に西洋の方がいたのであろう。それを目撃した無関係の住民が西洋館であることから住んでいると勘違いをしたのだと考えられる。

赤ワインを飲んでいたために吸血鬼や殺害されたという話は、紛れもなく後からのこじつけであると考えられれる。
近辺には明治36年に開設された牛久シャトーがあり、ワインは周辺の住民に認知されていたはずだ。それに西洋館は農場のシンボル的な存在であり、ここに住んでいる人物が誰なのかを知っているので殺害はありえない。

結論からすると、昭和27年を最後に無人となって長期の間放置され、雑木林の中に埋もれて朽ち果てた赤レンガの洋館は誰が見ても不気味である。誰が言い出したのかは定かではないが、一つの噂が枝葉を伸ばし心霊スポットとして伝わってしまったのであろう。

心霊スポットではない

竹内農場西洋館は龍ケ崎市民遺産に認定されている建造物であり、NPO法人によって管理されている。
以前は確かに放置状態であったのだが今は手入れされ、建物の中に入ることはできないが外観の見学は可能で竹内農場西洋館についてもパネル展示されている。

レンガ造りが素晴らしく一つの芸術のようにも思える、この建物は心霊スポットなどではありえない。
興味のある方は見学会が行われる事もあるので参加するのもよいだろう。

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