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田沢湖と辰子像

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田沢湖は日本一深い湖で、その透明感と美しいコバルトブルーが魅力の秋田県でも有数の観光スポットです。
湖畔には象徴ともいえる黄金の辰子像が静かに佇み、雄大な湖面に黄金の身体が相まって、美しくも神秘的な雰囲気を醸し出しています。

しかしながら、私にはこの辰子像が不気味に見えて仕方がないのです。

目次

田沢湖の辰子姫伝説

まずは田沢湖に古くから伝わる、辰子姫伝説を紹介しよう。

田沢湖がまだ田沢潟と呼ばれていた昔、ほとりにある神成村には、辰子という名のとても美しい娘が暮らしていました。ある時、その美貌に自ら気づいた辰子は、時と共に老いさらばれていくのを恐れ、永遠に美しさを保ちたいと強く願うようになります。

それからというもの、辰子は大蔵神社の大蔵山観世音様に願いを叶えてもらう為に百夜の願掛けをすると、熱意が伝わったのか、北の山奥に湧いている泉の水を飲むようにとお告げを受けました。

辰子は、告げられたとおりに北の山へ向うと清らかな泉を見つけた。
喜び勇んで水を飲むと喉が乾きはじめ、泉を飲み干してしまう程に飲んでも渇きは収まりません。
そうしていると、辰子の姿は次第に龍へと変わり果てていきました。
結果、自らの運命を悟り、田沢湖に身を沈めて湖の主として生きることを選んだのでした。

といったように、教訓が混じった物語であり不気味さは感じられません。
むしろ地元では辰子を龍神として祀った「御座石神社」は、縁結びや美容のパワースポットとされています。

田沢湖は・・・

田沢湖の噂や取り囲む環境を知ると、一気に不気味に見えてきます。
実はこの湖、有名な自殺スポットなのであります。

日本一深い湖という事から身を投げたら浮かんで来ることはなく、自殺者が多発しており、その特性を利用して昭和の時代には反社会勢力が死体の処理をした事もあるようです。
噂ではなく本当の話で、慰霊として供養祭が行われます。
身を投げた女性の霊が見える等、眉唾物ではあるがあまりよくない噂があるのも事実で、多くのネガティブな事があります。

それに水質悪化により湖には魚が全くいない点、1月の平均気温はマイナス3度前後の寒冷地でありますが、水深がありすぎてその湖面が凍り付かないという過酷な自然環境が、田沢湖と辰子像の不気味さを底上げしていように思うのです。

個人的な見解

つまり私の個人的な見解では、この湖は有数の怪奇スポットだと言っても過言ではありません。

それに深さ以外に自殺志願者を引き付ける何かがあるとすれば、辰子ではないかと思います。
永遠に美しくありたいと思ったけれども、その欲を戒める為に醜い龍に姿を変えられた辰子の祟りが存在し、その美貌で心の弱った人間を集め、深い深い湖の底に引きずり込んでいるのでははないかと感じてしまうのです。

そして辰子像は数多くの自殺者を見てきたと考えると、そういった者たちは死ぬ間際に誰かに見つけてほしいという心理が働くそうなので、それを辰子に願うとすると辰子像は愛される存在。

田沢湖は日本百景にも選ばれた美しい景勝地であり、秋田県を支える素晴らしい観光資源です。
避暑地としても有名であり、毎年多くの観光客が訪れます。ただそんな華やかな場所でも、違う側面から覗けば、別の見え方が出来る。

美しさだけではない、妖しさを持っている田沢湖と辰子像にぜひ会いに行ってほしい。

※画像はイメージです。

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