都市伝説、そのバリエーションは多種多様で、身近でゾッとする話から明らかに創作物もあります。
そんな都市伝説には、時代差はあれど定番ともいえるのは電話のネタ。
「宇宙のパワーがもらえる電話」というのもその1つですが、実際に存在するのです。
宇宙のパワーがもらえる電話とは?
宇宙のパワーがもらえる電話とは40年以上も前から国内で伝わっていて、その内容は・・・。
電話をかけると、おじいさんが「ただいまより宇宙のパワーをさずけます」と話した後に「あー」と声がしたり、なぞの音がなったりした後に「終わりました」と電話終了というのが定番です。
自動音声らしく、リダイヤルしても内容は同じ。
一説では「かけてはいけない電話番号の1つ」と言われていますが、実際にかけてみた人たちはネットに大勢おり、「怖かった」「面白かった」など思い思いにコメントしていますね。
youtubeのような動画サイトでも電話の内容を確かめられるし、けっこう有名な話なので、知っている人は知っていることでしょう。
なぜ宇宙のパワーがもらえる電話番号は生まれたのか?
今でも存在する宇宙パワーを提供する電話サービスの運営は、ESP科学研究所(現在は株式会社イー・エス・ピーと改名)という団体で、40年前から存在しているようです。
主な事業はスピリチュアルな力が宿った「大宇宙のま心」というシール、もといESP器具なる商品を販売しているそうです。
この電話サービが生まれた理由は、株式会社イー・エス・ピーの前身、ESP科学研究所が生まれた時代が密接に関わっていると考察できます。
ESP科学研究所が創立したのは1980年代のオカルトブームが加熱していた時代です。
誰もがUFOや心霊写真、超能力の話に心を奪われ、マスコミもオカルトの取材に熱心で、実際ESP科学研究所もマスコミの取材に応じ、世間から注目されたとか。
リカちゃん電話などが流行っていたいた時代であり、サービスの一貫やプロモーションとして、この電話が始まったと思われます。
宇宙パワーは誰の声
宇宙パワーを授けてくれる声の主は、2001年の2chのスレに「自分がテープをかけた」「声は創始者の石井普雄」という書き込みがあったことや、石井普雄氏の肉声を収録したテープやCDも販売しているので、創始者の石井普雄氏であります。
石井氏は「ま心」のパワーを持っていたそうで、残念ながら平成5年に亡くなってしまったのですが、録音データを利用して今でもその力を電話を通じて分け与える事で幸せや世界平和に貢献しているのであろうと、あくまでも推測しています。
ほんとうにあった宇宙のパワー
電話に関する都市伝説は数多けれど、この宇宙パワーは現在でも存在する事実です。
宇宙パワーの正体は創始者 石井普雄氏がもっていた「ま心」という力パワーという事でしょう。
そのパワーを受けて、実際に幸福になるかは全く保証できませんし、興味本位でかけられてもお互いに困った事になりかねませんので、電話番号は掲載致しません。
すくなくとも言えることは、80年代のオカルトブームを感じられる点にあります。
興味がある方は、簡単に見つかりますので検索してみてください。
※画像はイメージです。
思った事を何でも!ネガティブOK!