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重くのしかかるモノの正体

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私は火葬場で職員をしていました。
当時は仕事の最中、火葬前に行われる納めの式から骨上げが終わるまでの間に、時折困ることがありました。仕事中に何かが重くのしかかり、具合が悪くなって激しいめまい襲ってくるのです。

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時折感じる妙な感覚

その影響で、立っていなければいけない状況なのに立っていられなくなるほど。
幾度も倒れないように堪えて、かろうじて仕事を完遂していました。

貧血なのか、あるいは病気ではないかとも考えましたが、普段はまったくそのような兆候はありません。健康診断でも特に問題はありません。
何より、仕事が始まってから徐々に悪くなっていた症状も骨上げを終えて、お骨と遺族の方々が帰ると何事もなかったようにスッキリと治っていたのが不思議でした。

もしかしたら精神的なプレッシャーによって、そのような状態になったのかもしれません。
確かにミスのできない仕事であり、遺族の目の前で作業するため緊張感は半端ないものです。しかし私はそうした場面でも、メンタルは安定したものであると自負しています。
最終的に出した自分なりの結論は「亡くなった方が数時間だけ取り憑いていた」というものでした。

具合が悪くなる原因

なぜ亡くなった方が取り憑いたと思ったのか、その原因を考えてみました。
原因の1つは”亡くなった方の死因によるもの”ということです。重苦しさと具合が悪くなってめまいが起こるのは、特定の条件が揃った時に限られていたことがわかってきました。

その条件というのは亡くなった方の死因と関係がありますが、その関係性について具体的には差し控えます。ちなみに老衰で亡くなった方を、火葬した時に具合が悪くなるようなことはありませんでした。

具合が悪くなるもう1つの原因は、親戚の納骨で体験した出来事による具合の悪さで判明しました。この具合の悪さは、火葬場で仕事中に体験する具合の悪さと同じものだったのです。
火葬場と墓地で同じ症状に襲われるのであれば、共通するのは自分の体調や体質ではなく、亡くなった人に関係があると考えるのに無理はありません。
いずれにしろ、自分が具合悪くなる原因は亡くなった人にあるということなのでしょう。

今となっては過去の苦しみ

これは私の推測に過ぎませんが、火葬場でも墓地においても故人のお骨に触れることによって、その故人が何かを訴えているのではないかと思っています。
私自身に亡くなった人とのコンタクトを取るような能力はありません。ただ当時の仕事が亡くなった人への最後のお世話をしているという意識があったので、取り憑かれたのではないかと考えてみました。

故人とある程度離れてしまうと具合の悪さとめまいは消えてしまうので、短時間のみ取り憑かれていると表現しましたが、もしかしたら話し相手にされているのかもしれません。
今は火葬場の仕事から離れましたので、こうした苦しみから解放された安堵感がありがたく思われます。

※画像はイメージです。

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