今年の夏も暑かいすねぇ。
「夏」っっっと言えば、強引にやっぱり昆虫採集ですよねっw
そんなわけでウルトラマンAから昆虫超獣の回を数話チョイスして、語らせていただきたいと思います。
ウルトラマンAの基礎知識と何故か多い昆虫超獣
ウルトラマンAは、「ウルトラマン」シリーズでは4作目にあたり、1972年から1973年まで放送されました。
怪獣よりも強い生物兵器「超獣」、特定の敵となる異次元人ヤプール人、男女による合体変身などいろいろと新機軸を盛り込んだ挑戦的作品でもあります。
悪の存在である異次元人ヤプール人は、超獣を生物兵器として地球侵略をもくろみます。
ウルトラマンAに変身するのは北斗星司と南夕子、防衛隊は竜五郎隊長をはじめとするTAC(タック)です。
ちなみにウルトラマンAの声は納谷悟朗氏でしたが、裏番組の東映作品「変身忍者嵐」では敵の首領の魔人斎の声も担当しており、同じ時間帯で正義と悪の真逆のキャラを演じてました。
なぜウルトラマンAで「昆虫超獣特集」かとゆーと、昭和ウルトラマンシリーズのなかでは、何故か一番昆虫モチーフが多いのです。
バキシム(芋虫)、アリブンタ(蟻)、ドラゴリー(蛾)、ホタルンガ(蛍)、ゼミストラー(蝉)と全話中5体も登場します・・・同時期に放映されてた仮面ライダーへの対抗意識からだろうか?
そんな訳で、今回はその内の2話分を紹介させていただきたいと思います。
第3話 燃えろ!超獣地獄 一角超獣バキシム
南夕子がパトロールで飛行中、超獣(バキシム)が現れ旅客機が撃墜されます。
夕子は吊り橋に少年がいたため攻撃できず、そのことを隊に報告するが謹慎処分となってしまう。
夕子の証言を証明しようと、少年のものと思われる帽子を手がかりに北斗は近隣の村の老夫婦を訪ねると、少年はそこの孫であった。
しかしそこには恐るべき陰謀が・・・超獣、戦闘場面のビジュアル、テーマ性など魅力ある一編です。
良かったところ
この回はなんといってもまずバキシムっ!
デザインは井口昭彦氏のバキシムが素晴らしい
超獣では、いや昭和第二期ウルトラ怪獣(超獣)の中でも出色のデザインと造形だと個人的には思うのであります。
肉肉っとした青い段々ボディ、鮮やかな黄色にシャープで鋭角的な頭部、最高ですっっっ。
空が割れて現れるバキシムの登場シーンが、空が割れるっ!とゆう異次元感がビジュアルとして秀逸。
さらに直後のバキシムをアップでとらえたショットでヨダレ?か体液のようなものが滴る生物感あふれる演出が心憎い。
TACがバキシムの人間体を追跡するシーンに流れるギターのBGMの演出、アメリカンニューシネマのようなセンスが良い。
ウルトラマンAとバキシムの戦闘シーンでは、東宝の大きなスタジオを活かしたワイド感あふれる画面、そして「雲の神様」と言われる背景絵師の島倉ニ千六による美しい富士山をバックにしたダイナミックなショット。
無条件に、ある対象を偶像化してしましがちな人間の心情に、冷や水を浴びせかけるようなエッジの効いた内容が印象的。
「帰ってきたウルトラマン」の名作「天使と悪魔の間に…」のテーマと通底する感じがしました。
変なところ
北斗は老人夫婦の民家を訪ねた際、ジイさんに酒を勧められる。
「勤務中ですから」と一度は断るも「侮辱じゃっ」と怒り出すジイさんに推され、グイッと一杯呑んでしまう。
そして、本部に帰ろうとタックアロー(戦闘機)で飛行中に燃料切れとなり不時着する。
近くの交番から隊長に電話すると「酒を飲んで空を飛ぶとは何事だっ!」と一喝され一週間の謹慎を喰らう。
隊長そ、その程度の懲罰でいーんですか?
車の飲酒運転でも大問題なのに戦闘機ですよ、戦闘機??
懲戒解雇もんだと思うのですが。
「TAC隊員、勤務中に国民の血税で戦闘機を飲酒運転!」なんて見出しが新聞に載って、記者会見で長官が頭を下げる映像がTVで連日報道されてもおかしくないですよ。w
しかし電話の終わった直後、敵らしき存在のある企みに気づいた北斗はバイクで一目散に例の村へと疾走。
まてっっっ、北斗!だからそれも飲酒運転だっつーの。しかも、飲酒運転を知ってる交番のお巡りさんも、そばにいるんだから止めなさいよっっっ!
第5話 大蟻超獣対ウルトラ兄弟 大蟻超獣アリブンタ
O型の血液の女性が、大きな蟻地獄に飲み込まれる事件が多発。
O型血液を餌にしていた大蟻超獣アリブンタは東京の地下に巨大なアリの巣を築く。
TACは超獣と戦うべく地底へ敢行する。
真船禎監督のシュール感のある演出や、ゾフィーの客演も見どころ!
良かったところ
普段とは違った地底空間での戦いが面白い。限定された閉所的な点が緊張感があって良い。
レアな兵器、万能タンク「ダックビル」が登場する。(ちなみに「タックビル」ではなく濁点の入った「ダックビル」です)
ゾフィーが登場して活躍する。
ウルトラマンA、ゾフィー、アリブンタ、ギロン人(地底超人)とウルトラ側・超獣側合わせて4体登場でのタッグマッチありの、ちょっと豪華回。
変なところ
??アリブンタはO型の女性の血液を餌にしてますが、一人分の血液は4~5kgらしいのであんな効率の悪い方法で捕食してたら、
あの体の大きさでは腹が減ってしょうがないんじゃないでしょうか。Aと戦う前に餓死してしまうのでは。
蟻蟻地獄は本来、ウスバカゲロウの幼虫で、すり鉢状の罠でアリを捕食するのですが、食われる側の「アリ」の超獣なのに「蟻地獄」が能力になってるのは何故?
しかも、劇中では誰一人としてこのことを疑問視してません。そうとうに変なことだと思うのですが。
そこで強引に推測してみました。ヤプール人は超獣を造るにあたって蟻地獄で死んだアリの怨念を集めたのではないでしょうか?
その怨念は今度は自分たちが蟻地獄を使って捕食するとゆう意趣返しみたいな感じでつけた能力って解釈でどうでしょう。
アリの怨念、どれだけ集めたらいいのか検討がつきません。
語り尽くせぬウルトラマンAの魅力
ウルトラマンAの魅力の一部を紹介させて頂きました。
個人的には「帰ってきたウルトラマン」と並んで大好きなウルトラヒーローです。
今後、もっともっと評価が高まってくれたら嬉しいです。
・・・第3話を改めて見て、知性や知能を持った怪獣(超獣)が策略し、且つ巨大化して襲撃するなど「怪獣8号」を彷彿しました。
(C) TSUBURAYA PRODUCTIONS


思った事を何でも!ネガティブOK!