中国で10年以上生活しています。
これは地元の老人から聞いた、30年前の上海付近で細菌感染事故が起きて、優秀な研究員が犬のようになっていったという恐ろしい話です。
1990年代~上海の繁華街
時は1990年代前半、当時の中国はスマホやSNSどころかネットもありませんでした。
メディアと言えば国営放送のテレビと官報のような新聞くらいなもので、国や地方政府にとって都合の悪い報道はいくらでも規制できた時代でもあります。
街路樹のプラタナスに日本でもなじみのある各国のアパレルブランドが軒を連ねるストリート。
上海のこの繁華街は今や流行の最先端、発信地と言っても過言ではないでしょう。
このストリートの端に、今から30年前に生物学研究所があり・・・・とある実験事故が発生したというのです。
恐ろしい生物実験事故
話によれば優秀な男性研究員が誤って細菌を口内に入れてしまい、恐ろしい病気に感染してしまったというもの。
その細菌は狂犬病のような症状を起こし死んでしまうはずが、それとは全く違って研究員はまるで犬のようになっていったというのです。
初期の頃はやたら肉類を好んで食べるようになったくらいの変化でしたが、犬歯が牙のようななっていき、徐々に毛深くなって身体の変化も顕著になっていったのでした。
1か月もすると、夜になれば遠吠えをしはじめ、自宅付近の女性を襲ってしまったりと、周囲を巻き込む事件を起こしてしまうことになったそうなにです。
犬と化した研究員とその後
この研究者は国費でヨーロッパ留学して、博士号を取得した優秀な生物学者であり、これまでの実験でも多くの研究論文を発表し、国としても世界レベルの研究者に育てようというモデル研究者でした。
そのため研究所は彼の変化を政府に報告すると、すぐに彼の軟禁が指示されます。
研究所内の檻の中での生活を強いられ、家族や地域住民には研究疲れによるノイローゼだと説明し、その後彼の消息を知る者はいなかったと言います。
その研究所に勤めていた方によると、その研究員は檻の中で首に鎖を繋がれて生活していくうちに、四足歩行で食事は犬食い、ついには人間の言葉も発せられなくなったそうです。
晩年は他に生物研究所に移送されたとのことですが、その研究所も今は無くなっていて、その研究員の観察日記も一緒に搬送されてしまったため、本当にそんな事故があったのか確認する術もありません。
地元の老人が言うには
ネットが普及しはじめた頃、研究所のあった地区の名前を変更するという時、この事件が取りざたされました。
しかし、関連する記事を書いた報道機関や記者は虚偽報道をしたと処分されてしまい、今や検索してもヒットしません。
果たし本当にあったのでしょうか?
それとも架空の単なる都市伝説なのでしょうか?
私としては犬化はともかく、なにか別の恐ろしい事が起きたのではないか?と思うのです。
※画像はイメージです。
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