私は全く覚えていなくても、最後に愛情を伝えたかったのかな?
また金縛り?
中学生の頃、家の2階でお昼寝をしていると、いきなり身体の自由がきかなくなり「あっ、金縛り」・・・、というのも金縛りは日常茶飯事でした。
科学的には睡眠麻痺で脳が起きているけど、体は寝ているというチグハグの状態で、しばらくすれば治ると情報番組で見たことがあったので、いつも目を閉じて時が過ぎるのを待っていたのです。
しかし、その日はただ身体が動かなくなる感覚とは違い、ギュッと身体を抱きかかえられる感覚でした。
理由は解りませんが女性に抱きしめられて、頭を撫でられるような不思議な感覚。
両親から聞いた
しばらくすると身体の自由を取り戻し目が覚めましたが、何だか怖くなって両親が居る1階へ急ぎました。
すると両親は喪服を着て、出かける準備をしいたのです。
私を見かけた父は開口一番「〇〇に住む△△さんが亡くなったからお葬式に行ってくるね。」
「その人知り合い?どんな関係?」と問いただすと父は、
「お前覚えてないだろうけど、小さい時におむつも変えてもらったり世話になったおばあちゃんだ。」
詳しく聞くと、今の家に住む前に借りていた家のご近所さんで、私が幼児の時に何かとお世話をしてくれていた女性だった事が判明。
ほとんど合う機会がなくなったのですが、義理堅い父は時々そのおばあちゃん家によって声はかけていた様子。
そして決まっておばあちゃんは「〇〇(私の名前)ちゃん大きくなったやろ?頭撫でたいわぁ。あの子髪がふさふさやもんな。」と話すそうだ。
それから
その話を聞いて、私も両親と一緒に葬儀に向かい、顔も覚えていない感謝の気持ちを唱え、御冥福を祈りました。
今でも時々金縛りにあいますが、抱きかかえられるような体験はありません。
無くなる前におばあちゃんに会ってあげたかったなと思います。
※画像はイメージです。
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