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異端のアイマスロボアニメ?「アイドルマスター XENOGLOSSIA」の魅力

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2020年現在、様々な媒体で展開している超巨大タイトル「アイドルマスター」。
二次元アイドルコンテンツのさきがけとも言え、いまやさほどディープなオタクでなくとも名前を耳にしたことがあるであろう。

こちらの作品だが、かつてシリーズコンセプトやキャラクターを題材とした、ロボットアニメを製作されていたことをご存知の方はいるだろうか?それが今回ご紹介するアニメ「アイドルマスター XENOGLOSSIA」(2007年)だ。

アニメファンからは「黒歴史」とも「隠れた名作」とも言われ、ある意味、噂だけが独り歩きしているといってもいいこちらの作品、一体どんな作品なのか。今回は埋もれてしまったこちらの作品の魅力に迫ってみよう。

目次

「プロデューサーさん!ロボですよ!ロボ!」斬新すぎた設定とは?

さて今回取り上げるアニメ、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」はその名の通り、アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」の派生作品であり、コンセプトやキャラクターはこちらのゲームを下敷きにしている。しかし、この作品には私たちが一般にイメージするような、歌って踊る「アイドル」は登場しない。

こちらの作品で「アイドル」と呼ばれるのはなんとロボット。主人公たちはこちらの「アイドル」に登場し、地球の危機に立ち向かう……というのが大まかなあらすじである。
「アイドル」(ロボット)に搭乗するパイロット(マスター)だから「アイドルマスター」というわけだ。

この説明だけでも、原案となった「アイドルマスター」シリーズのどの作品とも異なる異色作だとわかるだろう。放送終了後の現在から振り返っても、かなり斬新な内容の変更である。この設定のひねりの入れ方には当時から戸惑うファンも多く、厳しい評価を与えられる作品でもあった。

一部で「黒歴史」などと冗談交じりで言われるのも、こうした原案からの改変が原因だろう。「アイドルマスター XENOGLOSSIA」は大人気コンテンツをベースに大胆なひねりを加え、それゆえに放送から10年以上経った現在でも、話題にのぼる作品と言えるだろう。

「プロデューサーさん!セカイですよ!セカイ系!」は良質なセカイ系SF?

その斬新すぎる作品づくりから、現在でも賛否両論を呼んでいるアニメ「アイドルマスター XENOGLOSSIA」。では実際のところ作品としてはどうなのだろうか?

作品を一通り観てみた感想だが、秀逸なセカイ系SFロボットアニメと言った印象だ。
主人公をはじめとした登場人物たちの葛藤とロボットによる戦いのリンク、崩壊しかけた世界にちりばめられた謎などが絡み合う・・・ストーリーははっきり言って引き込まれるし、重機のようなどっしりしたロボットがゴリゴリ動くさまも見ていて面白い。

所々にセカイ系SFの元祖『エヴァンゲリオン』の強い影響を思わせるポイントも見られるが、一時期大量に作られたエヴァのフォロワー作品としてはかなりの完成度と言っていいのではないだろうか?
そのせいか本作はかなり厳しい評価を受ける一方で、ロボットアニメファンからは一定の高評価を得てもいる。斬新すぎる原案からの変更で賛否が分かれている本作だが、イロモノアニメという先入観を取り去って観てみれば新しい発見があるかもしれない。

賛否が分かれている作品だが・・・観てみよう

ご覧いただいたように「アイドルマスター XENOGLOSSIA」はビッグタイトルの系譜に属しながら、アイドルゲームをベースにロボットアニメを作るという挑戦的すぎる作品だったため、放送から10年以上たった現在でも賛否が分かれている作品だ。
その斬新すぎる改変ゆえに「アイマス」ファンには受け入れられない作品ではあったかもしれない。しかしロボットアニメとして見ると秀逸なセカイ系SF作品として見るべきところは多い。

現在「アイドルマスター XENOGLOSSIA」は各種配信サービスなどで観ることができる。気になった人はぜひ自分の目で、実際どんな作品か確かめてみてはいかがだろうか。

(C) アイドルマスター XENOGLOSSIA サンライズ・バンダイビジュアル

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