東京の谷中と言えば、レトロ感にある下町で人気のある場所です。
その中でも谷中霊園は満開の桜の有名ですが・・・。
祖父の代からこの近くに住んでいる私が、谷中霊園の不思議な話をします。
谷中霊園
谷中霊園は「谷中墓地」とも呼ばれ、都会の喧騒を忘れさせる広々とした空と静けさが広がる場所です。
園内には桜がたくさん植えられており、春になると見ごろを迎えます。
上野公園からも近いので、その足で桜を見に来る人もいるので、多くの人でにぎわっています。
また徳川家の墓をはじめ、横山大観や渋沢栄一などの歴史に名を刻む著名人のお墓も多くあり、歴史好きにも見どころが満載。霊園内ではガイドツアーも開催され、訪れる人々に歴史や文化を紹介しています。
そんな谷中霊園ですが昔から自殺者や事件が多く、怖い体験をする方も多くいるのです。
仕事へいく前のマラソンが日課の知人の話だと、時々、人なのかそうでないのか解らない不自然な影をみかけ、特に霧雨が降った日が多くてゾッとすると言ってました。
片方だけの靴
お婆ちゃんから聞いた話ですが、近所の方がボランティアで霊園内を掃除をする時があるのですが、ある時、なぜか片方だけの靴がみつかる事が続いたそうです。
子どもから大人の靴、女性のヒールや男性の革靴が落ちていて、隅々まで探してもなぜか片方だけ。
仕方なく交番に持って行くと、そんなもんと無碍にされるかと思いきや、わかりましたと受けってくれたというのです。
谷中の交番に勤務していたことがある知人のおじいちゃんの話です。
ある日、借金を苦に自殺をした方の家に駆けつけた際、玄関には家族の靴が整然と並べられていました。しかし、なぜか子供の靴が片方だけ見当たらなかったそうです。
「靴が片方ないのはかわいそうだな」と思い、周囲を探してみたものの結局も見つからなかった。
その場の不思議な状況が強く印象に残り、今でも記憶に残っている出来事だと語っていました。
生き延びた人がたどり着いた場所
歴史も古いこの谷中は、関東大震災や東京大空襲で生き延びた人がたどり着いた場所だそうです。
浅草の方面から火がのぼり、風で舞がった火の粉を避け、上野の山の中腹になる谷中に命からがら逃げていて、下の町は地獄絵図のような火の海だった。
「上野山が守ってくれたんだね」と話したのを聞いた事があります。
怖いものをみたいなら
知人や祖母から聞いた不確かな、谷中墓地の怖い話はどうしたでしょうか?
谷中は文化と歴史、美術が根付く魅力あり、こういう噂がでるほど、地元に愛される街だと思います。
もし、谷中で確実に怖い物をみたいと思うのであれが、毎年8月中に開催される「全生庵の幽霊画展」を是非ご覧ください。著名な画家たちが描いたさまざまな幽霊たちをみて肝をひやしてください。
※画像はイメージです。
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