2026年6月6日暗黒の3日間を考え

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2021年5月8日の「カラパイア 不思議と謎の大冒険」に、「2026年6月6日、世界は3日間の闇に包まれ恐怖の時代が到来する。自称タイムトラベラーが予言」という記事が掲載された。
鮮烈なデビューを飾った予言ながら、昨年はたつき諒氏による7月の予言に人気を奪われ成績が振るわなかった。
だが、2026年シーズンは正にこの予言の年、実力以上の力を発揮する可能性がある。

現在は結果を出すための強化キャンプ中だろうと思われるが、彼の活躍と、それに合わせて我らがどう備えるべきか、考えてみよう。

目次

暗黒の3日間の予言とは

この「予言」は、2021年4月23日にTikTokに、「Timetraveler2582」氏により投稿された動画で語られたものである。
現在はアカウントが消されているという情報があるが、検索するとヒットする。
本人が再開した可能性はあるが、成り済ましかまとめに過ぎず、追加情報はないと考えた方が良かろう。

アカウント名の通り、彼または彼女は「2582年から来た未来人」を自称している。

動画によれば、2026年6月6日0時00分のUTC(協定世界時間)から、地球は3日間の暗闇に陥るとの事である。
具体的イメージとして、スティーブン・キング原作の2007年映画「ミスト」を引用している。

そして、その暗闇の3日間の対策として、外部との関わりを一切遮断する、・その際、蝋燭以外の人工照明を使ってはならないとしている。

補足的な情報をいくつか付け加えておく。
2026年6月6日0時00分のUTC(協定世界時間)は、日本では2026年6月6日9時00分である。予言を信じて対処する場合、日付の切り替わりではなく、朝食を済ませてからで良い。

次に、Timetraveler2582氏は、これ以外にも予言めいた情報を出している。
そしてそれは、必中ではない。

また、彼は「暗闇の3日間」の対処法は伝えているものの、具体的に「何が発生するか」は明言していない。
外にいる「何か」が、施錠した家の中に対して、声をかけたり明かりを照らしたりして、こちらを誘う動作はするらしいが、それが何であり、それに従うとどうなるか、といったものは曖昧だ。

この点、化物の全貌が見えない映画「ミスト」と類似している。
外に出る事が致命的な結果をもたらすのも酷似している。
3日待てば危険が去り、その後は無事に過ごせる事も似ている。

暗黒の3日間に起きる事を予想する

具体的に何が発生するか、予測してみよう。
暗闇と言えば日食だが、2026年に発生する日食は、2月17日と8月13日の2回、場所は南極、北極、ヨーロッパなので、「3日間暗闇になる」という予言に当てはまらない。

世界的に暗くなる現象としては他に、大気中の塵の増加による光の遮断があり得る。

これが発生する原因としては、火山噴火や超巨大隕石の衝突、核戦争による塵の舞い上がりなどが想定される。
だが、これらは、3日どころではなく、年単位で影響を及ぼすし、「暗闇」というほど完全に遮断される訳ではない。
環境ではなく、人間側への影響としたらどうだろう。

何かの疾病や神経への作用として、視覚が遮断されれば、確かに暗闇に見える。
だがこの場合は、蝋燭の火なら良い、という忠告と矛盾する。
視覚が失われているなら、むしろ火は火災を招く最も避けるべきものだ。

3日間に、何がやって来るのか?

やはり原因はオカルトに求めるべきだろう。

吸血鬼説

暗黒の3日間の中で奇妙なのは、これほどの大ごとなのに、家にこもっているだけでやり過ごせそうな事だ。
闇で活発化し、戸締まりした家に入って来れないと言えば、吸血鬼の性質そのものである。
ただし、吸血鬼自体は日光に弱いものであり、自ら闇を生み出せる訳ではない。あくまで、他の原因に付随していると考えられる。

ハルマゲドン説

新約聖書の最後『ヨハネの黙示録』では、世界の終わりについて、「太陽の三分の一、月の三分の一、星という星の三分の一が損なわれた」「いなごの群れが地上へ出て来た」という2点の描写がある。

これなら、幾分暗くなるし、家にこもっていればダメージは受けずに済む。
ただし、いなごの出演期間は5ヶ月なので、この点「3日」という予言と異なる。

異星人による、人間サンプル採取説

惑星サイズの巨大な異星人の宇宙船が、太陽と地球の間に入り込み、影を落とす。
つまり、人工的な日食だ。
これだけで、暗闇の3日間は達成可能だ。

異星人の目的に、サンプルの採集がある場合、家の中にいるより、外を出歩いている人の方が狙いやすい。
特に、異星人が紳士的で「現地に出来るだけ影響を与えず、アブダクりたい」と思っていれば、家をぶちこわすような事はしない。
出歩く人が少ない時は、光を当てたり、ノックしたりで呼び出す事はあり得る。

優れた科学技術により、電磁波の感知は可能であろうから、電子制御された明かりを使おうとすると、存在がたちどころに感知される。
この時、家を直接破壊されないまでも、マークされ、隙を狙われる可能性は高まるだろう。

異星人による、バラエティ番組説

異星人が、何らかのゲームとして、地球の人間を一定ルールで殺す説。
攻撃回数が決まっていて、お手つきが減点になる場合、電子機器の使用などを目安に、家ごと潰す可能性がある。

バラエティ番組AD説

「異星人による、バラエティ番組説」は、有力な説と言わざるを得ない。
娯楽のためと言えば、大体の事が肯定できてしまう。
ステータスが自在に表示出来たり、中世ヨーロッパ風ながら20世紀風の価値観が素直に受け容れられたり、今風の衛生観念だったりする描写もゴリ押せる。そして何より、Timetraveler2582という人物の「警告」の不自然さも、すっきり説明が出来る。

すなわち彼は、番組制作側、すなわちアシスタント・ディレクターではなかろうか。
標的たる人間達に、最低限のルールを伝えておき、ゲームが歯ごたえのあるものになるよう調整しているのだ。

この時、我々はどう振る舞うべきか。
異星人が我らをどう考えているか次第で、方向性は変わる。
出来るだけ派手に印象深く動いて、異星で有名になる道を目指すなら、それも良い。
異星人は残酷であると考え、ひたすら静かに目立たず過ごすのもそれで良い。
そして、中途半端な予言を与えてリアクションを見るタイプのバラエティの可能性もあるから、それを決め打ちして動いてみるのも良い。

大事なのは、当日が自分の予測と異なっていた時、即時に行動修正できるライブ感である。

バラエティに大事なのは、そういう場に合わせてとりあえずやってみる反射神経である。そんな事を、コサキンの2人もラジオで言っていた筈だ。

オカルトとの距離感

予言は、いつの世も人を惑わすが、ほどほどの予言は世の中を面白くする。
人が行動する時、完全なノープランという訳にはいかない。未来の指標となるような、ほどほどの予言は、決して全面否定するようなものではない。
一方、利益誘導のため、徒に恐怖を煽るような予言は、詐欺手法の1つでしかない。

この辺りを見分けつつ、よく分からない時はオカルトに突っ込んでおき、適度な距離で付き合うのが丁度良いのではなかろうか。

参考
・カラパイア 不思議と謎の大冒険「2026年6月6日、世界は3日間の闇に包まれ恐怖の時代が到来する。自称タイムトラベラーが予言」(2021/5/8)
・大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台「日食一覧(2010年から2035年)」
・ウィキペディア ミスト(映画)、霧(小説)、ヨハネの黙示録
・日本基督教団「ヨハネの黙示録」

※画像はイメージです。

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