全編がベトナムの戦場!映画「デンジャー・クロース~極限弾着~」

ベトナム戦争にアメリカの同盟軍として参戦したオーストラリア軍の戦いぶりを描いた「デンジャー・クロース」
中隊長スミス少佐の苦悩と頼れる砲兵隊を中心に描かれた始まりから終わりまで戦場の本作を紹介します。

ベトナムで苦闘するオーストラリア軍

1964年のトンキン湾事件に米軍による北爆からアメリカは北ベトナムとの戦いが激化し1965年には大規模な地上軍が投入されベトナム戦争は本格化します。
オーストラリアもアメリカと同盟を結ぶ韓国やタイ・ニュージーランドなどの国と共にベトナムへ派兵し参戦します。
そして1966年8月、ベトナムのヌイダット地区にオーストラリア軍は宿営地を構えて駐屯していました。

そこへ北ベトナム軍は迫撃砲による砲撃を加えます。
オーストラリア軍の司令官ジャクソン准将は迫撃砲の発射地点に居るであろう敵を撃退する為に部隊を送る事を決める。
その部隊にD中隊が出動します。

D中隊を率いるのは自分の能力を正当に認められていないと不満を持つスミス少佐
そんなスミス少佐のD中隊は3個の小隊を散開させて前進させます。
小隊の1つである第11小隊が少数の北ベトナム軍と遭遇して銃撃戦の末に撃退しますが、すぐに大部隊の北ベトナム軍と接触し交戦に入ります。
しかし戦力差もあって第11小隊はその場に釘付けにされるほど激しい銃撃を受けます。

残る2つ小隊が救援に向かいますが、別の敵部隊と交戦に入ったり、無線機の故障で動けなくなるなど救援は上手く行きません。
頼みの米軍による航空支援は1度きりで位置を指示する発煙弾が不発と言う不運にも見舞われます。
そんな中で確実に支援攻撃をしてくれるのは同じオーストラリア軍の砲兵隊です。

砲兵隊の105ミリ榴弾砲による砲撃は、数で押す北ベトナム軍に打撃を与える頼もしい存在です。
しかしそれでも絶え間なく攻撃を繰り返す北ベトナム軍に第11小隊は圧倒され砲兵隊へ自便たちの目の前に着弾させる支援を求めます。
デンジャークロスと呼ばれる危険な射撃で北ベトナム軍の攻撃を退けますが、第11小隊は弾薬が尽きてしまいます。

第11小隊は今度は自分達の頭上へ砲撃をして欲しいと求めます。
スミス少佐は砲兵隊へ第11小隊の要望通りに要請します。
味方を撃つ覚悟をしたスミス少佐とD中隊は果たして北ベトナム軍の攻撃から生き残れるか・・・!?と言うストーリーです。

終始戦場の作品

本作は始まりからベトナムにあるオーストラリア軍の宿営地で北ベトナム軍の砲撃を受ける所から始まります。
そこからD中隊が出る戦場になり始まりから終わりまでベトナムの戦場の場面で続きます。
また本作の特徴はオーストラリア軍と言う点です。

ベトナム戦争と言えばM16小銃やM60機関銃ですが、オーストラリア軍独自の装備であるオーウェーン・マシンガンやFALの改良型であるL1A1小銃が多く登場します。
米軍とは違う西側の軍隊によるベトナム戦争が見られるのが特徴でしょう。

何よりこの作品ではM113装甲車がカッコイイ!これを見るだけでも劇場で見る価値があります。
砲兵の存在感が高い作品でもあり劇場でこそ体感して欲しい作品です。

(C) 2019 デンジャー・クロース 極限着弾 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

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