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自衛官の子供として育ったから感じる、父という存在。

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父が自衛隊員でした。
生まれた時から引っ越し多いのは当たり前、狭い官舎暮らし、国旗国歌斉唱当たり前の生活・・・
父親が単身赴任で一人移動するまでは、これが世界だとおもっていました・・

大きくなってから民間人と結婚してから、どうやら普通の家庭とちがっていたな?と気がついたことを、いくつかシェアします。

目次

有事を常に想定

一つ目は、とにかく父親は有事を常に想定していること。

自分の持ち物を置きっぱなしにしていたりすると片付けるように言われるのは、どこの家庭でもおなじですよね。
だらしない、とか、みっともないって怒られるんですよね。

でもうちの場合は、その理由が違った。
「万が一、敵が攻めてきた時、避難経路を開けておかなくては退却も行動も取れないじゃないか!」
「真夜中、サイレンが鳴ったとしたら、万一巨大地震が来たら、どうするんだ!!」
という理由だったんですね。

「消防隊員に聞くと、いやいや、それは立派なお父さんですよ避難経路は大事です。」
・・っていうんですけど、たかが学生鞄置きっぱなしなだけですごく大きすぎる想定だな・・・と思います。
だったら廊下の広いもう少し大きな家に住んで欲しかったですけどね。公務員だから仕方ありません。

父がいつも話していたのは、実際の訓練では真夜中にサイレンが鳴り、一斉に飛び起きて、点呼に向かう。
そのときに暗闇の中で必要なものを全て揃えて、制限時間までに外に出なくてはならなかったんだとか。

敵が攻めてきた時にすぐに配置につけなければならないので、とにかく整理整頓、真っ暗でもなにがどこにあるかを把握しておくのが当たり前を叩き込まれてきたようです。
なので家族が部屋を散らかしていると父は落ち着かない。ものがなくなる、という状態はとても許しがたい。
すごく口うるさかったと思いますよ。

でも、口うるさかったからといってみんな気遣いして片付けをしていたかというとそうでもなく、我が家は父がいつもせっせとこまめに一人片付けをしていました。
要するに父は整理整頓が片付け検定何級とかよりも軍事訓練のおかげで、やたら上手だったんですね・・。
細々としたものが几帳面に全て綺麗にセットされていたのを思い出します。

アイロンがけがうまかった

二つ目は、アイロンがけがうまかったこと。

母親が家の中をまわすのがあまりうまくなかったので、母は家事らしい家事を子供に教えることもできなかったんですが、その点、父はうまかった。洗濯、掃除、アイロンがけ。

私には父がアイロンがけを教えてくれました。
自衛隊はイギリス軍をモデルにしているそうで、イギリス紳士は自分のシャツを常にパリッとさせておく、だからアイロンがけができて当たり前なのだと話していたのを覚えています。

でも結局任せていられないのか、父が全部やってしまうので、家族の誰も家事ができないままでしたね・・・。
なんだかんだ言って、結局父は家事が好きだったんだと思います。

家事が好きで生真面目な人は、自衛隊員向きかもしれません。

※写真はイメージです。

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