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韓国海軍の新鋭強襲揚陸艦「マラド」横須賀に入港

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2024年11月7日に韓国海軍の強襲揚陸艦「馬羅島(マラド)」が揚陸艦「天子峰(チョンジャボン)」・補給艦「大清(デチョン)」と共に横須賀の海上自衛隊基地に入港しました。
現地で撮影した画像と共にどんな艦なのか紹介します。

目次

活発とは言い難い日韓の防衛交流

日本の隣国である韓国との防衛交流は近年では停滞気味でした。
2018年12月に韓国海軍駆逐艦「広開土大王(クァンゲトデワン)」が海上自衛隊のP-1哨戒機に対して火器管制レーダーを照射した「韓国海軍レーダー照射問題」が起き、事実確認に両国の隔たりが大きく日韓防衛当局の間は冷えたものとなった。

2022年の日本で開催された国際観艦式に韓国海軍は補給艦「昭陽(ソヤン)」で7ぶりに参加しました。「マラド」の横須賀来航は日韓防衛当局の関係修復の意味もあると考えられます。

韓国海軍の変化

韓国海軍は長らく北朝鮮軍との有事を想定した戦力の整備をしていました。陸上戦が主となる北朝鮮との有事での韓国海軍は沿岸海域を行動範囲とする海軍でした。

1990年代になると外洋へ出る海軍に変化すべく1995年から韓国初の国産駆逐艦である「広開土大王」級の建造が始まり、「忠武公李舜臣(チュンムゴンイスンシン)」級駆逐艦や韓国海軍初のイージス艦である「世宗大王(セイソウダイオウ)」級が2000年代に入って建造と配備が進みました。
国産艦艇が小型のフリゲート艦やコルベット艦が水上艦艇の主力であった韓国海軍にとって駆逐艦の配備は外洋海軍へ様変わりする事を示しました。その変化をより示したのが「独島(ドクト)」級強襲揚陸艦でした。

強襲揚陸艦「独島(ドクト)」級

横須賀に入港した「マラド」は「独島(ドクト)」級強襲揚陸艦の2番艦です。
「ドクト」級は韓国海軍が水陸用作戦を行える初となる強襲揚陸艦であると共に「ドクト」級と駆逐艦などの艦艇で編成された機動部隊の旗艦としての役目もあります。
この「ドクト」級は全長199m・基準排水量14300トンで、日本の海上自衛隊が持つ「おおすみ」型輸送艦が全長178m、基準排水量8900トンと同じ輸送艦で比べると「ドクト」が大きい。

そんな「ドクト」級で輸送できるのは戦車6両・装甲車7両・トラック10両・火砲3門・兵員700人になる。これらを陸上へ送り出すエアクション揚陸艇は2隻を搭載できる。
また、航空機はヘリコプターを格納庫や車輌甲板を使って最大10機を搭載可能です。
「ドクト」級は「ドクト」と横須賀に来航した「マラド」の2隻が就役し任務に就いています。韓国海軍は「ドクト」級の発展型を建造する計画があり、ステルス戦闘機であるF-35 Bの搭載も検討されていると言われている。
 横須賀に来航した「マラド」は日韓防衛交流や外洋海軍となった韓国海軍と言う背景があったのです。

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