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フィヨルドに沈んだ戦艦~戦艦「ティルピッツ」の最期

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第二次世界大戦でのドイツ戦艦「ビスマルク」級の2番艦である「ティルピッツ」
ドイツ海軍では最も強力な戦闘艦である「ティルピッツ」が迎えた最期とは?

目次

戦艦「ティルピッツ」

ナチス政権下のドイツ海軍は主力艦艇をイチから再建していました。海軍最大の戦闘艦である戦艦としてドイツ海軍は「ビスマルク」級戦艦を2隻建造します。「ビスマルク」級は全長250.5m・基準排水量4万1700トンの巨大な船体に38センチ主砲の連装砲塔が4基8門備えていました。
この火力と30ノットもの最高速力で「ビスマルク」級は強力な戦艦として誕生しました。

「ビスマルク」級の2番艦である「ティルピッツ」は1941年2月25日に就役した。時は既に第二次世界大戦の最中にあり、一番艦「ビスマルク」は3カ月後にイギリス艦隊と交戦して撃沈。「ティルピッツ」が第二次世界大戦でドイツが持つ唯一の戦艦となりました。

「ティルピッツ」バレンツ海へ出撃

バルト海での訓練を終えた「ティルピッツ」はドイツ占領下にあるノルウェーの中部にあるトロンハイムに向かいます。1942年3月、ソ連を援助する連合国の輸送船団であるPQ-12船団がノルウェーの北にあるバレンツ海を通ると分かりドイツ海軍は「ティルピッツ」を出撃させます。

オットー・チリアクス率いる「ティルピッツ」と駆逐艦3隻の艦隊はトロンハイムを出撃した。
しかし艦隊は船団を発見できずトロンハイムへ帰還する。
1943年9月に「ティルピッツ」は巡洋戦艦「シャルンホルスト」と駆逐艦10隻で北極海にあり自由ノルウェー軍が守るスヴァールバル諸島のスピッツベルゲン島を攻撃した。

活動が低調である水上艦艇の廃棄を考えるヒトラーへ、水上艦艇の価値を示す意味でこの作戦は実行されたと言われる。「ティルピッツ」は「シャルンホルスト」と主砲で駆逐艦から上陸する陸軍部隊を援護しノルウェー軍の施設を破壊して作戦を成功させた。
これが「ティルピッツ」にとって唯一の勝利となった。

戦艦「ティルピッツ」の最期

イギリス軍は「ティルピッツ」を高い脅威と見て建造中から爆撃機によって攻撃を試みていました。
1943年9月には空襲を避けて移動したアルタフィヨルドに小型潜水艇「X艇」が潜入し、爆薬を設置されて「ティルピッツ」は航行不能になるほどの損害を受ける。

1944年4月からイギリス空母のから空襲を何度も受け、9月15日にはイギリス軍のランカスター爆撃機が5トンの大型爆弾「トールボーイ」を「ティルピッツ」へ投下し1発が命中した。コンクリートの施設も貫通して破壊できる「トールボーイ」の威力は「ティルピッツ」に修理を諦めさせる程の大損害を与えた。

ドイツ本国へも戻れない「ティルピッツ」はハーコイ島で砲台になろうとしていた。
11月12日に「トールボーイ」3発の命中を受け「ティルピッツ」は転覆して撃沈されました。

featured image:See page for author, Public domain, via Wikimedia Commons

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