「TRPGやってみたい!」
そう思ってインターネットを検索しても、いざ見てみたらよくわからない単語が飛び交っていて「これはいったいどういう意味?」と思うことがあるかもしれません。
今回はTRPG用語について解説していきます。
セッションの募集を探すときにも役立つかもしれません。
基礎用語
まずは基本用語から説明します。
卓
TRPGセッションのことを指します。語源不明ですが、テーブル(卓)を囲んで遊ぶことからそうなったのかもしれません。
派生語として・・・
- 「卓を立てる」 GMがセッションの募集を始めたこと。
- 「卓が立った」 最低人員を満たし、遊べることが確定した状態。
- 「流卓」 何らかの事情により、一度立った卓が無くなってしまうこと。
GM(ゲームマスター)
TRPGの進行役。ゲームによっては様々な呼び方をします。クトゥルフ神話TRPGでは「KP(キーパー)」、D&Dでは「DM(ダンジョンマスター)」と呼ばれます。
PL(プレイヤー)
TRPGのGM以外の参加者、ひとり1キャラクターを担当して、GMが用意したシナリオやミッションをこなしていきます。
システム
ルールと世界観設定をセットにしたもの。シナリオに出せるノンプレイヤーキャラクターや、すぐに遊べるサンプルシナリオなどとセットにして、ルールブックという形で書籍流通しています。
100面ダイス
10面ダイス2個をふり、片方を10の位、もう片方を1の位として読むことを指します。
ちなみに本当に100面あるダイスも世の中に存在しますがゴルフボールのような球状になっており、大きい上に使いづらい。
キャラシ(キャラクターシート)
キャラクターのデータやプロフィールをまとめたもの。
HO(ハンドアウト)
シナリオから指示される、キャラクターの設定をまとめたテキスト。ハンドアウトがある場合は、よく読んで内容に沿ったキャラクターを作りましょう。
「こんな設定やりたいけど、大丈夫かな?」と思った場合は、GMに相談しましょう。
セッション形式
次はセッションの形式についてです。
ボイセ(ボイスセッション)
音声通話をして、ロールプレイや相談を全て通話で行うセッションのこと。通話アプリは「Discord」を使っている方が多いようです。
テキセ(テキストセッション)
オンラインセッションツール内のテキストチャット機能のみでロールプレイや相談を行う。行動の結果やロールプレイがチャットログに残るため、あとで見返せるほか、同居家族がいるなどの理由で音声通話ができない人でもセッションを楽しめます。
半テキセ(半テキストセッション)
ロールプレイや行動宣言をテキストチャットで、PLやGMの相談・雑談をボイスチャットで行います。テキストセッションと同様、ロールプレイのログを残しつつ、
オフセ(オフラインセッション)
参加者の自宅や公民館の一室、貸しスペースなどに参加者が集合して直接顔を合わせて遊ぶ。新型コロナウイルスの流行により、減少傾向が見られます。
オンセツール(オンラインセッションツール)
オンラインセッションを遊ぶにあたって、オフラインセッションで使用するテーブル+ダイスの代わりになるWebサービス。
国内外で様々なツールが存在しますが、日本で有名なものは「ココフォリア」、「ユドナリウム」など。
本サイト内にも紹介記事があります。
遊ぶメンバー
遊ぶメンバーつまり仲間についてです。
身内
知り合いのこと。「身内で遊ぶ」といった場合、知り合いだけでTRPGを遊ぶことを指します。
野良
SNSなどでセッションのメンバーを公募すること。
FF
Twitterで相互フォローをしている間柄のこと。
Twitterでセッションメンバーの募集があって、募集範囲が「参加者のFF」と書かれていた場合、確定済みのセッション参加者の誰かと相互フォローであれば参加できるという意味になります。
TRPGの世界に旅立とう!
一見すると「なんだろう?」という言葉が多いですが、多かれ少なかれ、趣味の世界にはそういった「その趣味に身を置いている人にしかわからない」言葉が存在してしまうものです。もしかしたら、それゆえに遊ぶのをためらっていた方も中にはいらしたかもしれません。
今回の用語解説が、少しでもあなたのTRPGライフの一助になれば、幸いです。
※画像はイメージです。
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