動画の信ぴょう性に疑問

YouTube動画にはまってます。
でも色々と疑問が出て来たので申し訳ないけど、ここで吐き出させていただきました。

Youtube

Youtubeって、色々おもしろいですよね。
にゃんこやわんこの動画を見つけて来て編集したのにアテレコが付いた動画で、腹筋崩壊するほど笑わせてもらったり、普通に飼い主さんと過ごす日常的な風景でも、毎回見ていると笑いのポイントがあって微笑ましくて、はまってしまいます。

中年男性が食べ歩きをしているものも、なぜか見てしまいます。
コメント欄で、「おっさんが一人で飲食してるだけなのに、なんでこんなにはまるんだろう？」というのがありましたが、同感です。
ニカ〇ツさんが、バックドア気絶すると、そのまま漫画盛りご飯にお箸を立ててお供えして拝みたいと思うくらいです。それに、ＯＬさんの一人旅も見ごたえたっぷりです。

みんな、新幹線移動では朝からビール飲む、ランチも当然ビールと、寝る前にも二次会と飲み放題食べ放題です。
そのうえに精力的に奥地の温泉や離島、それに廃墟までいらっしゃる健脚ぶりで、結婚願望を語りマッチングアプリがうまく行かない、会社の人間関係がと嘆く独り言つきです。
しかし、これだけ自立していればパートナー必要ない、会社でも大丈夫よねとこちらも独り言言いながら感心しきりです。それに日本在住の外国人の方や、外国在住の日本人の方の動画も見ごたえたっぷりで、YouTube見ているだけで色々勉強になっています。

歴史について語った動画

実録ものはそんな感じでどれを見ても楽しいのですが、歴史について語った物とか他の動画は、わりと間違いが多く、タイトルを見てもうだめだというレベルが多いんですね。

最近びっくりしたのは、孝明天皇を「写真が残っている最初の天皇」とされていたことです。
孝明天皇は明治天皇の父で、かなり保守的で外国人嫌い、加茂神社と八幡市の石清水八幡宮に行幸したほかは、京都御所を出たことがないため、写真を撮ったはずがなく、肖像画しか残っていません。

孝明天皇の妹の和宮も同様で、和宮の写真とされる十二単の女性は別人と判明しています。
それに坂本龍馬や司馬遼太郎を貶しているので見てみたら、アップ主が歴史認識が浅いだけだったというのもあります。

日本礼賛系の動画も、作り話が多いです。
たいてい、ハリウッドの俳優が来日して何かに目覚めたとか、日本人に感謝しているというパターンです。
アメリカで人種差別を受けたが、日本ではそうでなかった、帰国後に差別撤廃運動を始める、泣きながらトークショーで体験を話しているサムネ映像、という感じのものは、調べると日本での体験は別の無名人のものだったりします。
それに皇室関連の天皇皇后アゲ、他の宮家や上皇后サゲも、ここまでいくと作為的なものを感じるほどで、だれが何の目的でやってるんだ？と別の意味で興味深いくらいです。

メジャーリーグまで

メジャーリーグの大谷翔平選手関連の動画は、何を取り上げても再生回数が稼げるらしく、たくさんありますが、これがまた内容スカスカで針小棒大なものばっかりです。
大谷選手は確かに世界一の巨額な契約でドジャース入りし、現在も打撃成績でナ・リーグトップを争う活躍ぶりですが、すでに同僚選手は「大谷についてはもう話さない」と言うほど、日本のマスコミは嫌がられているんですよね。

それなのに他のスター選手たちが「大谷に救われた」とか「ショーヘイのおかげだ」という見出しがいっぱいです。
そのコメントは、「アメリカのサイト「スポーツデイリー」とか、「スポーツトゥデイ」によれば」とあるんですが、そんなサイトは検索しても出てきません。
スター選手の大谷選手に関するコメントがあれば、日本のスポーツ新聞のネット記事になっているのですが、同じコメントはいくら検索しても出てこないので、再生回数アップを狙う動画サイト主の作り話なのでしょう。

YouTube動画のレベル

これはYouTube動画が過渡期だから起こることなんでしょうか、何とか警察じゃないけど、お巡りさんこいつですとどこかに言ってみたいレベルのものが多すぎます。

こんな動画ばかりでは、本物の歴史ファンやメジャーリーグファンだけでなく、一般の視聴者も遠ざかるでしょう。
本物に受け入れられるレベルになってほしいと切望しておりますです。

※画像はイメージです。